米ヴイエムウェア、米EMCとのクラウド合弁会社設立取りやめを発表米証券取引委員会に通知

米ヴイエムウェアは米EMCとクラウドサービスの合弁会社「Virtustream」を設立することになっていたが、2015年12月14日(米国時間)、同社はこれを取りやめることを明らかにした。

» 2015年12月15日 07時45分 公開
[三木 泉@IT]

 米ヴイエムウェアは2015年12月14日(米国時間)、同社が2015年10月に発表した米EMCとのクラウドサービス会社設立に加わらないことを明らかにした。

 ヴイエムウェアは14日に米証券取引委員会に提出した報告のなかで、「ヴイエムウェアは、以前に2015年10月20日付で、EMCとヴイエムウェアが発表したクラウドサービス事業Virtustreamの設立に参加しないことを発表した」と記している。

今回のヴイエムウェアの通知

 ヴイエムウェアは2015年10月、EMCが買収したVirtustreamを社名に使ったクラウドサービス企業を、EMCとの折半出資で設立すると発表した。出資は50:50だが、会計的にはヴイエムウェアに算入されることになっていた。これについての投資家や証券アナリストの意見は分かれ、一部はVirtustream側の損失を被ることになるとして批判していた。

 デルによるEMCの買収では、EMCの持つヴイエムウェアの株式をもとに、ヴイエムウェアの業績連動株をデルが発行、これが買収の原資の一部を構成するというスキームになっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。