連載
» 2016年03月21日 15時30分 公開

プログラミングを学習する意義、Scratchの基本的な使い方超入門Scratchで始めるプログラミング教育(1)(2/3 ページ)

[薬師寺国安,PROJECT KySS]

スプライト(猫)を動かして「ニャー」と鳴かせてみよう

 ここからは、本格的にScratchのプログラミングを始める。まずは、Scratchの中でも、基本中の基本である、スプライトの動かし方を学ぶ。また、猫が右端にぶつかると「ニャー」と鳴かせるようにプログラミングしてみよう。「動き」「見た目」「制御」分類内にある命令の使い方を学ぶことができる。

 左右だけに動くのではなく、上下にも歩かせてみる(図4)。

図4 猫)は左右に歩いている(上図)。上下にも動いている(下図)

 プログラミングの仕方や解説については動画2を参照してほしい。

動画2 スプライトを上下左右に動かしてみよう

 以降、動画2のポイントをテキストでも補足しておく。

猫を左右に動かすには

 Scratchにおける猫を左右に動かす命令(プログラム)は図5のようになる。

図5 猫が左右に動く命令

猫が端に到着したときに、上下が逆さになる現象の解決

 このままでは、猫がステージの端に到達すると、猫が上下にひっくり返ってしまう。これを解決する方法が図6と図7だ。

図6 スプライトリストの「i」をクリックする。

 まず、図6のように、スプライトリストの「i」をクリックする。「i」はinformationの頭文字である。

 その結果現れる図7の画面(以降、便宜上「属性」の画面と呼ぶ)で「回転の種類」を変更しよう。「回転の種類」のアイコンは左から、「自由に回転」「左右に回転」「回転しない」を表している。最初は、一番左の「自由に回転」になっているので、今回は真ん中の「左右に回転」のアイコンを選択しておく。

図7 「左右に回転」を選択する

 図7の「回転の種類」を、「左右に回転」に設定しておくと、反対方向に歩く場合に猫がひっくり返らなくなる。

猫を上下に動かすには

 猫を上下に動かすには、プログラミングは関係ない。図7のスプライトの属性の「向き」をマウスで少し動かすだけでいい。

猫を「ニャー」と鳴かせるには

 猫が右端に到達した際に、「ニャー」と鳴かせる命令は図8だ。また、鳴かせるには「条件分岐」が必要である。条件分岐は、スクリプトの「制御」分類の中にある「もし〜なら」を使う。図8では、猫のX座標が180より大きくなったなら、スクリプトの「音」分類の中にある「ニャーの音を鳴らす」命令を実行させている。

図8 猫が右端に達して「ニャー」と鳴く命令

「見た目」分類の「コスチューム」を替える

 図5と8で使用している「次のコスチュームにする」は、スクリプトの「見た目」分類の中にある。ステージ上に配置されたスプライト(猫)は、図9のような、2つの「コスチューム」を持っている。この2つのコスチュームを切り替えることで、猫が歩いているように見えることになる。

図9 スプライトの「コスチューム」

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