「Exchange Server 2007」、サポート終了まで残り1年──マイクロソフトが早期対策を呼び掛け2017年4月11日にサポート終了

「Exchange Server 2007」のサポート終了日(2017年4月11日)まで残り1年、マイクロソフトは移行計画の策定を早期に着手するよう企業ユーザーに呼び掛けた。

» 2016年04月22日 11時00分 公開
[@IT]

 米マイクロソフトのOfficeチームは2016年4月19日(米国時間)、電子メールサーバソフトウェア「Exchange Server 2007」の延長サポート終了日まで1年を切ったことを受け、「Exchange Server 2007を使用している顧客は、関連するメールボックスデータおよびリソースを“Office 365”に移行するか、Exchangeの新しいバージョンにアップデートする計画の策定を始めてほしい」と移行計画の早期対策を呼び掛けた。

 Exchange Server 2007は、「2017年4月11日(米国時間)」に延長サポートが終了する。Exchange Server 2007のリプレース手段としては、「Exchange Server 2010または2013にアップグレードする」か、「Office 365へ移行する」などの選択肢がある。Office 365への移行には「Microsoft FastTrack」などの移行支援プログラムも用意されている。

photo Office 365への移行支援プログラム「Microsoft FastTrack」などの移行支援策を用意する

 Exchange Server 2007から最新バージョンである「Exchange Server 2016」へのバージョンアップについては、前のバージョン(Exchange Server 2010または2013)に一度アップグレードしてから、さらにこのバージョンへアップグレードする必要がある。ただし、「Exchange Server 2013は、10年のサポートライフサイクルのうち既に3年が経過している。オンプレミスでの長期的なサーバ投資を最も生かしたいならば、2015年10月にリリースされたExchange Server 2016への移行までを考えてほしい」とマイクロソフトは述べている。

(参考)Exchange Serverのサポートライフサイクル(米国時間)
製品名 リリース日 メインストリームサポート終了日 延長サポート終了日
Exchange Server 2007 2007年3月8日 2012年4月10日 2017年4月11日
Exchange Server 2010 2009年11月9日 2015年1月13日 2020年1月14日
Exchange Server 2013 2013年1月9日 2018年4月10日 2023年4月11日
Exchange Server 2016 2015年10月1日 2020年10月13日 2025年10月14日

 なお、2017年4月11日には、クライアントOSである「Windows Vista」もサポートが終了する。

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