エンジニアのキャンバス、その名はホワイトボードまた昭和な転職で失敗してるの? きのこる先生の「かろやかな転職」(5)(3/5 ページ)

» 2016年04月25日 05時00分 公開
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ホワイトボードテストの「流れ」と「目的」

 ホワイトボードテストとはどのようなものなのでしょうか。

ホワイトボードテストの流れ

  1. 面接官から「お題」が出される
  2. ホワイトボード(など)にコードを書く
  3. そのコードについてディスカッションする

 それぞれのステップに「意味」があり、相手から求められるものを把握しないと「かみ合わない」面接になります。

どんな「お題」が出るのか

 ホワイトボードテストのお題は、応募先企業の事業内容、コアテクノロジー、求めるポジションによってさまざまですが、菌類が見聞きした範囲では、おおまかに分けて3タイプます。

お題その1:ありがちな問題

 基本的なコーディング力やアルゴリズムの知識など、エンジニアとしての「基礎体力」を測る問題です。

ありがちな問題例1:基礎的な小ネタ

 「fizzbuzz」や「素数判定」「コレクションの反転」など、基礎力を問う小さな問題です。

ありがちな問題例2:コンピュータサイエンスの知識

 「フィボナッチ数」や「ソート」「組み合わせの数え上げ」など、コンピュータサイエンスを学ぶ上での基本的な素養が要求される問題です。

ありがちな問題例3:企業が固有に求める知識や経験

 「言語」や「アーキテクチャ」「ミドルウェア」など、求人企業が重点的に求める技術分野の能力を測る問題です。

「ありがちな問題」の選考ポイント

 これらの問題では、「普段コードを書いているか(スムーズに手が動くか)」「最低限のプログラムを書く能力があるか」を重点的に見ます。

 「効率のよいプログラムを書くポイントを知っているか」はかなり重視します。無駄に計算量が多かったり、メモリ消費が大きかったり、ループの中でインスタンスを大量生成したり、など効率の悪い箇所は、コーディング制限時間内で最適化できなかったとしても、その後の面接官とのディスカッションタイムで説明しましょう。

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