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» 2016年07月19日 05時00分 公開

仕事が「つまんない」ままでいいの?(19):ただ、たたくだけ――エンジニアにオススメな“打鍵”瞑想法 (3/4)

[竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]

エンジニアの「心の整理術」その3――瞑想

 人はうまくいかないことがあると、「この場合、どうすれば解決できるか」というように、頭で「解決策」をいろいろと考えます。頭で考えてもうまくいかないときにオススメなのが、瞑想(めいそう)です。

 瞑想とは、意識的に「考える」のをやめて、「静かに思いにふけること」です。

効果1:思考力が弱まり、リラックスできる

 瞑想状態に入ると思考力が弱まるので、あれやこれやと忙しく考えてしまう状態から解放されてリラックスできます。

 朝、寝起きのときの「起きてはいる(意識はある)けれど、まだ夢の中にいる」状態に似ています。布団の中にいる「あの、ボーっとした感覚」はとても心地いいですよね。

効果2:自分の状態が分かる

 瞑想状態では、思考や感情から1歩距離を置いて、それらが自由に動く状態が作られます。心の状態を、もう1人の自分が傍観者となって、ただ眺めているようなイメージです。

 寝起きで夢の中にいるときに、「夢の中にいる自分」を「意識がある自分」が観察しているような感じです。

 傍観者になることによって自身を客観的に観察できるので、今の状態が分かったり、やるべきことが明確になったりします。

瞑想のやり方

 一般的な瞑想のイメージは、「頭を空っぽにして、何も考えない」「思考を止める」といったものです。言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい。

 なぜなら、「何も考えないようにしよう」と思えば思うほど、いろいろな思いが頭の中をよぎりますし、単に目を閉じているのは退屈なので、すぐに飽きてしまうからです。

 そもそも、「何も考えないようにしよう」と考えている状態は、頭の中が空っぽになっていません。また、脳には「○○するな」と否定的な命令をすると、したくなる特徴があります。「太るから食べ過ぎちゃだめ」と思うと、ますます食べたくなるように。

 それよりも、「今、ここ」(ある1点)に集中した方が、瞑想状態に入りやすいのです。

 例えば、椅子にリラックスして座り、軽く目を閉じながらガムをかみます。ガムの味(つまり、味覚です)だけに意識を集中してしばらくかみ続け、ガムの味の変化を、ただ、味わいます。

 呼吸に意識を合わせるのも良い方法です。ゆっくり、深く呼吸をしながら、大きく膨らんだり、しぼんだりする肺の動きに意識を合わせます。深く深呼吸すると胸が広がり、心地良いので一石二鳥です。調子が出てきたら、後は自然な呼吸に任せます。

 他には、体が椅子に触れている部分や、足の裏が床についている感覚に集中したり、頭のてっぺんに意識を集めて、太陽の光が頭から体の中に入ってきて、光の暖かさをじんわりと感じながら、おしりから抜けていくようにイメージしたりするのも良い方法です。

 方法は何でも良いのですが、ポイントは「今、ここ」(ある1点)に集中することです。そして、それを数分間継続します。頭はややボーっとしながらも、意識はとても澄んでいる状態になったら、うまくいっているサインです。

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