Tableau 10が正式リリース、積極的なデータ探索を支援画面デザインも刷新

Tableau Softwareは2016年8月17日、セルフサービスBI製品の新バージョン、「Tableau 10」を提供開始した。デザインの一新、モバイル対応の強化、データ探索支援の強化などで、新機能や機能改善が加えられている。

» 2016年08月17日 11時48分 公開
[三木泉@IT]

 Tableau Softwareは2016年8月17日、セルフサービスBI製品の新バージョン、「Tableau 10」を提供開始した。新機能や機能改善の例は次の通り。

  • デザインの一新

 グラフ表現、色使い、アイコンなどが見直された。同社が開発したカスタムフォントも搭載する。データの探索および分析を妨げず、促進することを目的に、デザイン面の改善を施したという。Web、モバイル、デスクトップの製品間でのユーザーインターフェースの統一も図ったという。

  • モバイル対応

 新搭載のデバイスデザイナーで、単一のダッシュボードから、タブレットやスマートフォンに最適化した画面を設計し、統合的に提供できるようになった。Tableauのモバイルアプリ「Tableau Mobile」は、Androidデバイスに対応した。また、Tableau Mobileでは、1回のタップでリアルタイムデータにアクセスできるようになった。さらにVMware AirWatch、MobileIronの2つのモバイルデバイス管理製品に対応した。

  • クラスタ分析

 分布図に「Cluster」というメニューアイテムをドラッグ&ドロップするだけで、クラスタ分析(データパターンを特定し、近似した項目をグループ化して色分け)ができる機能を搭載した。

  • クロスデータベースジョイン

 異なるデータソースにまたがって、簡単な操作でテーブルを結合できるようになった。

  • データハイライター

 グラフ化されたデータを対象に、データの属性項目を文字入力することで、これに該当するデータ項目を強調表示する機能が追加された。

  • 地域区分のカスタマイズ

 例えば欧州の地図で、複数の国をまとめて中欧、東欧などの表現をするといった、地域区分のカスタマイズができるようになった。

地域区分をまとめるなどしてカスタマイズできるようになった
  • ダッシュボード作成

 Webブラウザでダッシュボードを作成できるようになった。

  • データソースの利用状況表示

 各データソースと、これを使ったワークブックの参照状況が自動的にランキング形式で表示され、データソースの「人気度」が即座に把握できるようになった。

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