ティントリ、仮想化専用ハイブリッドストレージのハイエンドモデル「VMstore T885」をリリース3D NANDフラッシュを採用、25%性能向上

ティントリが、3D NANDフラッシュを採用した仮想化専用ハイブリッドストレージのハイエンドモデル「Tintri VMstore T885」の販売を開始した。

» 2016年09月27日 15時00分 公開
[@IT]

 ティントリジャパンは2016年9月26日、HDDとSSDを組み合わせた仮想化専用ハイブリッドストレージ「Tintri VMstore T800ハイブリッド シリーズ」のハイエンドモデル「Tintri VMstore T885(以下、VMstore T885)」の販売を開始した。

photo Tintri VMstore T885

 VMstore T885は、プロセッサを既存モデルより高速にし、3D NAND(3次元構造のNAND型フラッシュメモリ)を用いたSSDを採用することで、性能を25%高めた。数千の仮想マシン(VM)を同時に稼働させる企業内IT部門や、複数の部門で運用するプライベートクラウド、マルチテナントによるパブリッククラウドやサービスプロバイダーに向けて展開する。

 入出力性能は1筐体時で最大13万2000IOPS。オプションのVMスケールアウトソフトウェアを利用して最大32筐体までスケールアウトが可能。32筐体時の入出力性能は最大約422万IOPSとなる。

 筐体は4Uサイズ。基本仕様のSSDの物理容量は8.6TB、HDDの物理容量は90TBで、実効容量は61TB。データ圧縮とVM単位のクローニング重複排除機能を利用した論理実効容量は120TBとし、従来モデル比で実効容量を20%向上させた。

 コントローラーはアクティブ−スタンバイ構成のデュアルコントローラーを採用。ネットワークインタフェースは、データアクセス用が10GbE(10GBASE-SR/10GBASE-T)×2、管理用が1GbE×2。消費電力は標準740W/最大950W。価格は4857万6000円(税別)から。

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