CTC、深層学習フレームワーク「ReNom」を活用したAIソリューションをリリースグリッドと業務提携

伊藤忠テクノソリューションズがグリッドと業務提携すると発表。グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」を使用したAIサービスを共同で提供する。

» 2017年01月11日 11時00分 公開
[@IT]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2017年1月10日、グリッドと業務提携すると発表。グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom(リノーム)」を活用したAI(Artificial Intelligence:人工知能)活用サービスの開発、提供で協業する。

 まずはReNomを使ったデータ分析サービスを足掛かりにデータ分析関連サービスを順次拡充し、製造、ライフサイエンス、情報通信、政府・公共機関、交通、物流、エネルギーなどの業種に向け、既存システムとReNomの連携を含めて顧客のAI活用を支援する。

 ReNomは、深層学習(ディープラーニング)や最適化アルゴリズム、生成モデルなどのアルゴリズムをライブラリとして備える、ディープニューラルネットワークの構築に向けたフレームワーク。ReNomで定義されるニューラルネットワークオブジェクトを組み合わせて、解決したい課題に向けたディープニューラルネットワークを構築できる。複雑な設定が不要で、各ライブラリを組み合わせることで、AIを用いた高度なデータ分析を実現できる。ReNomでは機械学習に必要なアルゴリズムを豊富にサポートしており、課題ごとに個別に設計する場合と比べて、開発期間を4割以上短縮できるとしている。

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