プライベートクラウド、1番ふわふわなのはどのベンダー?IT用語解説系マンガ:食べ超(110)(4/4 ページ)

» 2017年03月01日 05時00分 公開
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クラウド「御社のプライベートクラウドを新調しませんか?」マルコフ君「クラウドってホントに雲なんすね!」おばあちゃん「これはUIよ」社長「あまり空間に余裕がないからなあ」わたし「あっUIのイメージに引きずられてる」社長「社内に置くからプライベートなんでしょ?」わたし「それも結構違います」クラウド「ではUIを変えましょう」わたし「どろん?」社長「おっ分かりやすい」クラウド「このように個別のユーザー様にパッケージングしたものが……」社長「甘くておいしいが口に入れると一瞬で消えてしまう……」社長「なるほど。これがクラウド!」わたし「それじゃないです」荒木さん「実際のハードウェアを見せるべきなのかも?」クラウド「最近のサーバ機は天井にびっしりがトレンドです」
クラウド「冬場は暖房にもなるんですよ」わたし「えっ夏場は……」社長「虫っぽいのはバグを連想させて不吉だなあ」わたし「どんどんイメージのずれが……」クラウド「ちなみにあれは当社のパブリッククラウドです」わたし「ただの積乱雲に見えますけど」クラウド「実はドローン型超小型サーバの群体なのです!」クラウド「冷却水が豪雨になったりしますけど気にしないで!」わたし「訴訟フラグっぽいですけど大丈夫ですか」社長「クラウドはふわふわしてて不安だから岩みたいなのがいいな」クラウド「それならば岩山の中にサーバを置いたタイプもございます」クラウド「ハードウェアがハードに守られている安心感!」社長「それならいいね!」社長「社屋が岩山の重さに耐えられるかが気になってきた」わたし「すごく気にしましょう!!」だいぶ費用のかさむ結果になりました「技術がもたらす新しい風景ね」「カッコ良く言い過ぎです」

 史実においては、竜の巣の中に浮いていたのもサーバでした。

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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