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» 2017年05月30日 05時00分 公開

「データベーススペシャリスト試験」戦略的学習のススメ(6):概念データモデル設計における「スーパタイプ」「サブタイプ」とは (3/3)

[具志堅融, 河科湊,著]
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 解答は以下の通りです。

(1) a:製品・主要部品構成表
b:主要部品出庫指示c:補充部品出庫指示
(2) a:製品番号、部品番号、所要数量
b:出庫指示番号、生産指示番号、生産指示明細番号
c:出庫指示番号、部品番号、出庫要求数量

 本文が長いため、内容を理解するだけでも大変ですが、問題演習を繰り返すうちにやがて慣れていきます。そして「本文中にどのような記載があれば、どのようなE-R図になるのか」についてもわかってくれば、設問を解けるようになります。

 書籍「ポケットスタディ データベーススペシャリスト[第2版]」の中では、これらの問題の集中演習を行いますので、過去問題と解説はなるべく多く用意しておいて下さい。

 以下に平成16年以降、午後IIに出題されたスーパタイプ・サブタイプの問題を易しい順に並べています。概要も記述しているので、自信のある方はチャレンジしてみましょう。

本試験過去問題による類題演習
□H18 午後II問2 設問2(1)(2) 本文から業務要件を読み取り、E-R 図の穴埋めと関係スキーマ記述を行う。
□H17 午後II問2 設問(1) 本文から業務要件を読み取り、E-R図を追記する。
□H20 午後II問2 設問1 設問1 についての記述箇所を本文から見つけ、E-R 図の穴埋め、リレーションの追記を行う。(先に設問を読んでから本文を読み進めつつ、設問を解きましょう)
□H19 午後II問2 設問(1)(2)(3) ほぼ何もない状態から、E-R 図、関係スキーマの記述に加え、オプショナリティとその詳細まで記述。午後IIでは、最終的にこのレベルの問題に発展する。(解答できなくでも、解答を見ながら納得するだけで学習効果あり)
□H16 午後II問2 設問1〜3 スーパタイプ・サブタイプに特化した問題。最終的に、サブタイプに分けた理由まで説明する。

制約条件を伴う表現

 次の問題のように、E-R図に制約条件が記載される場合もあります。

演習5-1

 概念レベルのデータモデル中のエンティティ“会計取引”に対する制約の意味について、適切な説明はどれか。ここで、モデルの表記にはUMLを用いる。

演習5-1

ア 会計取引に対応する仕訳記入の金額が今後も変化しないことを保証する。

イ 勘定間を移動する金額が、その会計取引において一致することを保証する。

ウ 勘定の残高が、その会計取引を記録するごとに計算されることを保証する。

エ 同一の勘定同士で会計取引が行われないことを保証する。

(H16春DB午前問28)


解答 演習5-1 

 *囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)

 このタイプの出題は、やや難易度が高めです。優れたモデリング能力と業務知識がなければ即答できません。しかし、問題の種類が少ないので、ここは解答を覚えてしまいましょう。

 一度、本気で問題に取り組んだ後、解答について納得することができれば、おのずと解答も暗記できているはずです。

本試験過去問題による類題演習
□H24 午前II問3 階層的な概念データモデルを実装するとき、適切な関係スキーマ
□H27 午前II問2 会計取引の勘定科目“ 現金”の残高を導出するSQL 文
□H26 午前II問2 概念データモデル(商品・倉庫)に関する記述
□H25 午前II問1 概念データモデル(在庫取引)に関する記述

Point check

次のデータモデルに関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、モデルの表記にUMLを用いる。クラス名の先頭の“/”は、それが導出クラスであることを示す。

Point check

  •  “ /在庫”クラスは、“トランザクション”クラスにインスタンスが追加されるたびに更新されなければならない。
  •  “ト ランザクション”クラスの移動日は、“/在庫”クラスの数量を日ごとに集計するために利用される。
  •  “ト ランザクション”クラスの一つのインスタンスは、入庫と出庫のどちらか一方の移動を記録する。
  •  “保有”クラスのインスタンスは品目コードごとに作られる。

解答 Point check 

 *囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)

書籍紹介

ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]

ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]

具志堅融、河科湊著
秀和システム 1,500円

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