米HPEがオールフラッシュのNimble Storageを買収へ予測分析機能を他の製品にも適用

米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は2017年3月7日(現地時間)、フラッシュストレージの有力ベンダーであるNimble Storageを買収することで、両社が最終的な合意に至ったと発表した。

» 2017年03月08日 08時24分 公開
[三木泉@IT]

 米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は2017年3月7日(現地時間)、フラッシュストレージの有力ベンダーであるNimble Storageを買収することで、両社が最終的な合意に至ったと発表した。

 HPEは上場企業であるNimbleの1株当たり12.50ドルを現金で支払う。買収総額は約12億ドルになるという、買収プロセスは4月に終了の予定とHPEは述べている。

 Nimbleはオールフラッシュストレージの世界において、Pure Storageなどとともに、ソフトウェア中心主義を掲げる一社。特に、予防保守を実現する予測分析機能で知られる。HPEは3PAR、MSA/StoreVirtual、そして買収を発表したばかりのハイパーコンバージドインフラSimpliVityにNimbleを加えることで、フラッシュ時代のストレージ分野におけるHPEのラインアップを完結するとしている。

 Nimble CEOのスレシュ・バスデバン(Suresh Vasudevan)氏は自らのブログポストで、買収後の計画の一部を明らかにしている。

  • Nimbleの予測分析機能InfoSightを、Nimble製品だけでなく、HPEのストレージ製品全般に適用する。
  • HPEの世界的な営業チャンネルを生かし、企業向けのビジネスを急速に拡大する。
  • 顧客の間で評判の高いサポートについて、従来通り力を入れていく。

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