日本ペイントホールディングスが「Zero Data Loss Recovery Appliance」を導入し、グループ統合データベース基盤のリアルタイムバックアップを実現海外拠点との連携強化もにらみ、24H/365D環境の構築が急務に(2/4 ページ)

» 2017年04月10日 07時00分 公開
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Oracle SuperCluster M7とZero Data Loss Recovery Applianceを選んだ理由

 この統合インフラとして、神原氏の脳裏には当初より有力な候補が浮かんでいた。従来、利用してきたSPARC Enterprise Mシリーズを上回るパフォーマンスを備え、アプリケーションとOracle Databaseの集約を可能にするOracle SuperClusterだ。

 「それまでも工夫を凝らしてITインフラの統合を進めてきた結果、少数のSPARC/Solarisサーバに集約されていましたが、それらを全て統合するには、さらに高いパフォーマンスとキャパシティーを備えたマシンが必要です。データベースだけを考えれば、Oracle Databaseに最適化された各種の高速化機能を備えるOracle Exadataが最有力の候補となるでしょう。しかし、当社はアプリケーション仮想化技術としてSolarisゾーンを使っており、その柔軟性や利便性を高く評価しています。アプリケーションのレイヤーについては、引き続きSolarisゾーンを利用できるプラットフォームが理想的でした」(神原氏)

 そこに折良く登場したのが、前世代からさらに性能や機能性が向上したOracle SuperCluster M7であった。

 「Oracle SuperCluster M7であれば、これまでと同様にSolarisゾーンで効率的にアプリケーション環境を仮想化できるうえ、Oracle Exadataと同等のデータベース機能が使えます。このマシンなら、当社のアプリケーションとデータベースを1台に集約できますし、内部的にはInfiniBandで各サーバが高速に接続されているのですから、遅いわけがありません。まさに当社が望むプラットフォームでした」(神原氏)

photo SCSK 製造システム事業部門 西日本産業第二事業本部 産業システム第二部 第二課の池田純一氏

 神原氏の下で長年にわたり日本ペイントホールディングスのITインフラを支え、今回のプロジェクトをマシン選定から支援したSCSKの池田純一氏(製造システム事業部門 西日本産業第二事業本部 産業システム第二部 第二課)は、ソフトウェアからハードウェア、そしてサポートまでをオラクル1社に託せることも大きな魅力だったと明かす。

 「アプリケーションからデータベース、ハードウェアまで、全てをオラクルが設計して最適化され、加えてサポートも一元化できるため、個別の製品をベストオブブリードで組み合わせた場合に生じるリスクを事前に回避できます。ITインフラを設計/運用する立場では、統合インフラの構築/運用管理で生じる負担やリスクを大きく減らせるメリットを感じました」(池田氏)

 一方、バックアップ環境としてオラクルから勧められたのが、Zero Data Loss Recovery Applianceである。

 「日本オラクルの担当者から、『非常に面白いコンセプトのOracle Database専用バックアップ/リカバリーマシンが出た』と紹介されました。話を聞いてみると、データベースを止めずにバックアップできて、いつでも任意の時点にデータベースを戻せるとのことで、確かに面白い。当社はすでにOracle Data Guardを利用していたので、そうした技術を使った専用マシンだとイメージしました。これならOracle Databaseのバックアップに最適だと思い、興味を持ったのです」(神原氏)

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年5月9日

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