連載
» 2017年04月19日 05時00分 公開

仕事が「つまんない」ままでいいの?(28):「やりたいこと」はなくていい――新入社員に贈る10のエール (3/4)

[竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]

6 インターネットの使い方を注意しよう

 TwitterやLINE、Instagram、Facebookなどのソーシャルメディアを使っている人は多いと思いますが、投稿は今まで以上に慎重にしましょう。

 なぜなら、想像以上に「みんな見ている」からです。

 私自身、一緒に仕事をすることになった人のSNSやブログはよく見ます。普段の発言とインターネット上の発言にギャップがあると、「なるほど、本心はこういう人なんだな」と思いますし、自分の会社を批判的に書いている人を見ると、「大丈夫かなぁ」と心配になります。

 上司や同僚、顧客に対する批判的な発言は人間関係を損ねますし、不用意な発言は炎上する恐れもあります(経験者から言わせてもらえば、炎上すると精神的に結構キツイですよ(笑))。さらに、社内情報の不用意な投稿は、情報漏えいのリスクもありますし、会社に迷惑を掛ける恐れもあります。

 無理に「いい人」を演じる必要はありませんが、自身のためにも、ネットでの表現や内容には十分気を付けましょう。

7 理不尽なことは、取りあえず経験してみよう

 新入社員時代は、「来客へのお茶出し」「電話当番」「コピー」「掃除」「宴会幹事や一発芸」など、「何でこんなことしなくちゃいけないんだよ」「こんなことをするために会社に入ったんじゃないぞ」「理不尽だなぁ」と思うことをやらされることがあると思います。

 また、顧客からの「大至急、対応をお願いします」「今日中にどうしても何とかしてほしい」など、理不尽だとは思いつつも、対応しなければならないシーンもあります。相手が顧客だと、自分の意思ではなかなかコントロールできないものです。

 私も理不尽なのは大嫌い。「昔からこう決まってるんだ!」「何も分からないくせに生意気言うな!」と理由もなしに強要されたり、頭ごなしに言われたりするのが苦手な性分です。でも、仕事には人との関わりが必ずあるので、「思い通りにならないこと」も多々あります。

 そこで、こう考えてみませんか。近い将来、仕事を任されたり、やりたいことができたりしたときに、「理不尽さへの対応力」があると便利だ、と。

 「理不尽だなぁ」と感じることがあったら、取りあえず経験してみるのも手なのかなと思います。その場合は、「耐える」よりも「将来役立つ」ことを目的にするといいでしょう。

8 ヤバそうなときは逃げよう

 2016年、社会人になって間もないビジネスパーソンが自ら命を絶ったことが大きなニュースになりました。それをきっかけに政府主導で「働き方改革」が叫ばれ、残業時間の上限が示されようとしています。

 残業時間を法律で制限することも大切だと思います。しかし、「しんどさ」は労働時間だけでは測れません。精神的な面も多分にあります。

 もし「あっ、このままだとヤバそうだな」と感じることがあったら、まわりの友人や知人、親、専門機関などに助けを求めてください。最も大切なのは、あなたです。逃げる選択肢があることも覚えておいてください。

 連載第22回「死にたい」と思うほど仕事でストレスを抱えたときに――最も大切なのは、あなた」も参考にしてください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

編集部からのお知らせ

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。