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» 2017年05月17日 05時00分 公開

超入門「PL/SQL」(2):宣言部と変数の定義(その1) (3/3)

[小笠原宏幸,株式会社アシスト]
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変数に定義できるデータ型

 変数には、格納するデータの属性に応じて適切なデータ型を定義します。

 PL/SQLのデータ型はSQLのデータ型と似ていますが、意味や格納できる最大サイズなどが異なります。ただし、前回の記事でも解説しましたが、Oracle Databaseがデータ型を暗黙的に変換してくれるため、表から取り出したデータをPL/SQLブロック内の変数に代入する時にデータ型の違いを意識する必要はほとんどありません。

 変数の定義に使用される代表的なデータ型は以下の通りです。

属性 データ型 役割 備考
数値型 NUMBER 最大38桁の数値データを格納する 小数点以下の位取りも行える。また値の範囲(最大サイズ)を指定しなかった場合は、最大38桁またはシステムがサポートしている最大値が適用される
文字型 CHAR 固定長の文字データを格納する。「CHAR(n)」のnには格納できる最大サイズを指定する(最大値は32767バイト) 最大サイズを指定しない場合、デフォルトは1バイト
VARCHAR2 可変長の文字データを格納する。格納できる最大値は32767バイト サイズ指定は省略できない
日付型 DATE 年、月、日、時、分、秒のデータを独自形式である7バイトの固定長で格納する 紀元前4712年1月1日から西暦9999年12月31日までの日付を扱える
ブール型 BOOLEAN 論理値であるTRUE、FALSE、NULLを扱うデータ型 PL/SQL独自のデータ型のため、TRUEやFALSEをデータベース列に挿入したり、データベース列の値をBOOLEAN型の変数に格納することはできない

 上記の表にあるような、Oracle Databaseによって事前定義されているデータ型を「スカラー型」と呼びます。スカラー型で定義した変数は値を1つしか保持できません。

 なお、スカラー型以外のデータ型には、値を複数保持できる「コンポジット型」、処理対象のデータを参照する「参照型」があります。これらについては次回以降で解説予定です。



 今回は基本的な変数の定義方法を紹介しました。次回は、表から取り出したデータを格納する際に便利な変数の定義方法を解説します。

筆者紹介

小笠原宏幸(おがさわら ひろゆき)

株式会社アシスト データベース技術本部所属。普段はOracle、PostgreSQL、JP1などの分野で研修講師を担当。また、書籍「SQL逆引き大全363の極意」(株式会社秀和システム)をはじめ、「これならわかるOracle超入門教室」(株式会社翔泳社)、「プロとしてのPL/SQL入門」(SBクリエイティブ株式会社)の共著も担当。


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