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» 2017年06月12日 05時00分 公開

SQL Serverトラブルシューティング(50):「あるタイミングから」処理が遅くなり、再起動しても再現されてしまう(パフォーマンストラブル) (2/2)

[内ヶ島暢之,ユニアデックス株式会社]
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解決方法

 原因だった「統計情報の問題」を解決するには、「統計情報の更新」が必要です。今回はどのSQL文で問題が発生したかを判断できたので、参照しているテーブルと、それにひも付く全ての統計情報を更新することで処理遅延が解消されました。

 ちなみに今回は、原因の特定までに「トレースの採取」と「実行プランの分析」を行っています。統計情報を更新すべきテーブルまでを絞り込むことができたので、結果として解決までの時間を短縮できました。

 その一方で、緊急対処を望まれつつも、プランの確認に時間がかかることが判明した場合や、その場にプラン分析のスキルを持つ技術者がいなかった場合には、「データベース内の全ての統計情報を更新する」ことでも対処が可能です。その際には、以下のことに気を付けてください。

  • 統計情報の更新には時間を要する
  • 統計情報の更新によって、もともと適切な統計情報で動いていたものが逆に非効率になってしまう可能性がある

 この2つのデメリットと「遅延が解消されるかもしれない可能性」から、どちらにするかを判断してください。

 統計情報を更新するコマンドの書式は以下の通りです。

UPDATE STATISTICS テーブル名;

 併せて、「sp_updatestats」ストアドプロシージャを使うことで、データベース内全ての統計情報を更新できます。

EXEC sp_updatestats;

本トラブルシューティングの対応バージョン:SQL Server全バージョン

筆者紹介

内ヶ島 暢之(うちがしま のぶゆき)

ユニアデックス株式会社 NUL System Services Corporation所属。Microsoft MVP Data Platform(2011〜)。OracleやSQL Serverなど商用データベースの重大障害や大型案件の設計構築、プリセールス、社内外の教育、新技術評価を担当。2016年IoTビジネス開発の担当を経て、2016年現在は米国シリコンバレーにて駐在員として活動中。目標は生きて日本に帰ること。

椎名 武史(しいな たけし)

ユニアデックス株式会社所属。入社以来 SQL Serverの評価/設計/構築/教育などに携わりながらも、主にサポート業務に従事。SQL Serverのトラブル対応で社長賞の表彰を受けた経験も持つ。休日は学生時代の仲間と市民駅伝に参加し、銭湯で汗を流してから飲み会へと流れる。


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