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» 2019年06月24日 05時00分 公開

Tech TIPS:【2019年6月更新版】Windows 7/8.1/10のサポート期限早見表

Windows OSは、提供開始から10年間のサポート期間が設けられている。この期間を把握しておかないと、システムのリプレース計画などに支障が出かねない。Windows 10では特に複雑になっているので、ここでWindows OSのサポート期間をまとめておく。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

対象OS:Windows 7/8/8.1/10


「メインストリームサポート」「延長サポート」とは?

 Windows OSには、5年間の「メインストリームサポート」と、5年間の「延長サポート」というサポート期間(期限)が設定されている。

 「メインストリームサポート」と「延長サポート」の主な違いは、下表の通りである。メインストリームサポートと延長サポートでは、セキュリティ関連以外(不具合など)に対する更新プログラムが提供されるか否かが大きな違いとなる。

 2020年1月14日には、ついにWindows 7 SP1の延長サポートが終了することになり、セキュリティ更新プログラムの提供が終了する。サポートが終了した状態でも使い続けることは可能だが、セキュリティ更新プログラムが提供されないので、脆弱(ぜいじゃく)性が残った危険な状態となってしまう。コンピュータウイルスなどの攻撃に弱くなるので、できる限り延長サポートが終了する前に、サポート期間内のWindows OSへの移行を行った方がよい。

  メインストリームサポート 延長サポート サポート終了後
セキュリティ更新プログラムの無償提供 ×
有償サポートインシデント/サポート時間制サポート ×
仕様変更、新機能のリクエスト × ×
セキュリティ関連以外の更新プログラムの無償提供 企業向けの一部のみ対象 ×
「メインストリームサポート」と「延長サポート」の主な違い

Windows Vista/7/8/8.1のサポート期間

 各Windows OSのサポート期間は以下の通りだ。

これまでのWindows OSのサポート期間 これまでのWindows OSのサポート期間
Windows 10は、機能アップデートを適用している限りサポートが継続される。

サービスパックが未適用だとサポート期間は短くなる

 OS全体のサポート期間は、前述の通り、提供開始日から「メインストリームサポート」と「延長サポート」の合計10年間なのだが、サービスパックなどの適用状況によっては、それよりも前に終了してしまうことがある(Windows 7の場合、サービスパック1(SP1)を適用していると、2020年1月14日まで延長サポートを受けられるが、適用していないでいると、2013年4月9日《米国時間》でサポートが終了した)。

製品名 提供開始日 メインストリームサポート終了日 延長サポート終了日
Windows Vista SP2 2009年5月26日 2012年4月10日 2017年4月11日
Windows 7 SP1 2011年2月22日 2015年1月13日 2020年1月14日
Windows 8 2012年10月26日 対象外 対象外
Windows 8.1 2013年10月18日 2018年1月9日 2023年1月10日
Windows 10 2015年7月29日
各Windows OSの「メインストリームサポート」と「延長サポート」の終了日
Windows 10は最新の機能アップデートを適用していれば、サポートが継続される。

Windows 10のサポート期間

 Windows 10の場合、「Windows as a Service(サービスとしてのWindows)」という概念が適用されており、半年ごとに新しいバージョン(機能更新プログラム/機能アップデート)が提供される。新しいバージョンが提供されると、それ以前のバージョンのサポートに対する猶予期間が開始され、メインストリームサポートの終了日が決まるようになっている(後述の「LTSC」「LTSB」は除く)。

エディション 3月の機能更新プログラム 9月の機能更新プログラム
Windows 10 Home/Pro/Pro for Workstations リリース日から18カ月間(ユーザーの設定によって最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にインストールされる場合あり) リリース日から18カ月間(ユーザーの設定によって最新の機能更新プログラムが利用可能になったとき、自動的にインストールされる場合あり)
Windows 10 Enterprise/Education リリース日から18カ月間 リリース日から30カ月間
Windows 10の機能更新プログラムとサポート期間の関係
機能更新プログラムは、3月と9月をリリース予定日として、年2回リリースされる。

機能アップデートが未適用だと早々にサポート終了

 そのため、機能アップデートの適用を行わないでいると、知らない間にセキュリティ更新プログラムの提供が終了し、脆弱性が解消できない状態となってしまうことがある。

 このようにWindows 10は少々複雑なので、下表を参考にサポート終了日を把握しておくとよい。表中のバージョンについてはTech TIPS「Windows OSのバージョン番号やビルド番号を確認する方法」を、サポート期間の詳細については、Windows 10 The Latest「複雑怪奇? Windows 10の大型更新とサポート期間を整理する」をそれぞれ参照していただきたい。

Windows 10の機能アップデートとサポート期間の関係 Windows 10の機能アップデートとサポート期間の関係

バージョン 提供日 Home/Pro/Pro for Workstationsのサービス終了日 Enterprise/Educationのサービス終了日
Windows 10(バージョン1507) 2015年7月29日 2017年5月9日 2017年5月9日
Windows 10 November Update(バージョン1511) 2015年11月10日 2017年10月10日 2017年10月10日
Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607) 2016年8月2日 2018年4月10日 2019年4月9日
Windows 10 Creators Update(バージョン1703) 2017年4月5日 2018年10月9日 2019年10月8日
Windows 10 Fall Creators Update(バージョン1709) 2017年10月17日 2019年4月9日 2020年4月14日
Windows 10 April 2018 Update(バージョン1803) 2018年4月30日 2019年11月12日 2020年11月10日
Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809) 2018年11月13日 2020年5月12日 2021年5月11日
Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903) 2019年5月21日 2020年12月8日 2020年12月8日
Windows 10のサポート終了日
Windows 10 Creators Update(バージョン1703)のEnterprise/Education/IOT Enterpriseは、2017年4月11日リリース

「LTSC」「LTSB」ならサポートは長期固定

 Windows 10でも企業向けの長期サービスチャネル(Long Term Servicing Channel:LTSC)/長期サービスブランチ(Long Term Servicing Branch:LTSB)では、Windows 7/8.1と同様、引き続き固定したライフサイクルポリシーを採用しており、各バージョンのサポート期間は以下のようになっている。

バージョン 提供日 メインストリームサポートの終了日 延長サポートの終了日
Windows 10 Enterprise 2015 LTSB 2015年7月29日 2020年10月13日 2025年10月14日
Windows 10 Enterprise 2016 LTSB 2016年8月2日 2021年10月12日 2026年10月13日
Windows 10 Enterprise LTSC 2019 2018年11月13日 2024年1月9日 2029年1月9日
Windows 10 Enterprise LTSC/LTSBのサポートライフサイクル


 Windows OSのバージョンとサポート終了日の関係を把握しておくことは、OSのバージョンアップやPCのリプレースなどを計画する際に重要だ。特にWindows 10ではバージョンとサポート終了日が複雑なので、小まめに確認するようにしよう。

■更新履歴

【2019/06/24】Windows 10のライフサイクルポリシー変更を反映しました。

【2017/08/09】初版公開。


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