MicrosoftとRed Hatは2017年8月22日(米国時間)、Red Hatのコンテナプラットフォーム製品群「Red Hat OpenShift」とMicrosoftの技術の統合について、複数の具体的な取り組みを発表した。
これによると、Red Hat OpenShift Container Platformは2018年にWindows Serverコンテナをサポートする。また、2社はMicrosoft Azure上での OpenShift Dedicatedの稼働、Azure StackにおけるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のサポート、RHELおよびOpenShift上でのSQL Serverの稼働も実現するという。
Red Hatは同社のOpenShift Container Platformで、Windows Serverコンテナをサポートする。2018年春には、この実装のテクノロジープレビュー版をリリースするという。
「Red Hat OpenShiftは、オープンソースのKubernetesプロジェクトを採用したコンテナアプリケーションプラットフォームとして初めて、ハイブリッドクラウドの複数環境でLinuxとWindows Serverのコンテナワークロードを単一のプラットフォームによりサポートすることになる」(プレスリリース)
OpenShift Dedicatedとは、OpenShift Container Platformを、パブリッククラウドサービス上で顧客専用の環境として動かし、これをRed Hatが運用するサービス。Red Hatは2018年の早い時期に、Microsoft Azure上での提供を開始するという。
「Microsoft Azureのオンプレミス版」としてMicrosoftが2017年中に一般提供開始予定のAzure Stackで、RHELを対象としたサポートを提供する。
今後数カ月のうちに、SQL Server for LinuxがRHELおよびOpenShift上で動くようになる。
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