続いて、作成したSTSをSPA実行環境へインポートする作業を行います。STSはダンプファイルとしてデータベースから出力でき、SPA実行環境へも簡単に転送できます。以下の動画をご覧ください(動画2)。
ここでは、エクスポートとインポートで一時的に使用する表領域を指定しています。これはSYSAUX表領域内にあるSTSのデータを、一時的に出力するステージング表の表領域となります(図7)。
SYSAUX表領域内のSTSは「パック」と呼ばれる処理でステージング表に出力され、その表がExportコマンドでダンプファイル形式に出力されます。インポート時はエクスポートとは逆に、ステージング表を経由してSYSAUX内に格納される流れです。
もちろんコマンドラインでの操作も可能です。この場合は、パック/アンパックなどの処理がプロシージャ(DBMS_SQLTUNE.PACK_STGTAB_SQLSETなど)として用意されているので、図7と同じ流れで1つ1つ実行していきます。
これでSPAを実行する準備が整いました。次回は実際に「SPAを実行」してSQLテストを行っていきましょう。
株式会社アシスト所属 入社以来、Oracle Database一筋。2017年現在はOracle Databaseのお役立ち機能を分かりやすく、楽しく伝えることを目標に活動中。10代の頃の夢は動画クリエーター。当時の知識を生かし、機能解説動画を自作することもある。好きなOracleオプションはReal Application Testing。好きな食べ物はギョーザ。
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