予測変換だけで仕様書を書いてみよう!IT用語解説系マンガ:食べ超(126)(4/4 ページ)

» 2017年10月25日 05時00分 公開
前のページへ 1|2|3|4       
西暦20xx年…… ついに人々は予測変換でしかしゃべれなくなっていた!!荒木さん「本まぐろを投げうって山の向こうに到着予定は帰社後にデバッグのびっくり価格で2年越しホームラン電車が遅れ」わたし「何を言っているわけで最高に賛否両面焼きでしたら5円で来日記念日記念に写真を記念だなと食べます」筆談も予測変換に!〜いまいまお世話になって折からの強風に下さいますよう人日のお祭りでコンビニにいった人から順に帰るワカメではなかったで(仕方ないのでジェスチャーで話そう)(それより今日はもう店じまいにしませんか)(マルコフ君「置いといて〜」でどんどん会話をネストするのやめて!)おばあちゃん「特効薬よ!!」おばあちゃん「今年のインフルエンザの初期症状らしいのよ」わたし「これインフルなんですか!?」おばあちゃん「デジタル環境が人間の精神に新しい種類のぜい弱性をうんぬんよ!」わたし「うんぬん」マルコフ君「っスけどわかんないっ卵に寒いからっす見て何を忘れたっすらしい電池っすそうなんすかっすね」わたし「そうするとマルコフ君は何に感染してるのかしら……」
社長「これからは予測変換だけでプレスリリースを書いていく!」最高の温度設定でだまされたアジャイルを送信させて銀行Excelに加入未満の顧客を総入れ歯でキャッチしていくサイバー放題の急上昇資金難 社長「もっと偶然性を取り込むべきだと思うんだよね」わたし「治療してください」おばあちゃん「これは無理ね」荒木さん「スマホの予測辞書を入れ替えると持ち主の人格が変化するという研究結果があるらしいのだよ」わたし「やりましょう!」猪突猛進圧倒的成長V字回復追加融資無給ブレイクスルー福利厚生コミュニケーション再考昇給健康睡眠信頼慎重わたし「あっフリーズした」わたし「はっ」マルコフ君の予測変換マントラが社長の心を開いたのです!!予測変換を恐れて社長はうなり声で会話するようになりました わたし「人間界に戻ってください……」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。