TurboSquidの3DモデルをiPhoneのARで表示するにはUnityで始めるARKit入門(4)(2/3 ページ)

» 2018年02月22日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]

Asset Storeからロケットの炎となるエフェクトをインポートする

 Asset Storeの検索欄に「fire & spell effects」と入力して虫眼鏡アイコンをクリックすると、このAssetが表示されるので「ダウンロード」→「インポート」しておく(図10)。

図10 「fire & spell effects」をインポートする

 すると、ProjectのAssets内に関連するファイルが取り込まれる(図11)。

図11 「fire & spell effects」に関するファイルが取り込まれ、「Prefab」フォルダ内にいろいろなプレハブが入っている

 図11の赤い四角形で囲った中に「Demo」フォルダがある。これは不要なので削除しておく。このDemoフォルダが残っていると端末にビルドする際にエラーが表示されることがあるからだ。

ロケットの炎を作る

 図8の上図のRocket_Parentの中に、図11のプレハブ内にある「Flamethrower」をドラッグ&ドロップする。「Flamethrower」は「FlamethrowerFire」「FlamethrowerSmoke」の2つを持っているので、これら2つを「Flamethrower」の外に出して図12のような配置にする。空になった「Flamethrower」は削除しておく。

図12 「Rocket_Parent」の中身

 図12から「FlamethrowerFire」を選択してInspectorを表示し、「Transform」の中と「Particle System」の「FlamethrowerFire」の中の数値を少し変更しておく(図13)。

図13 FlamethrowerFireにInspectorの中を変更する

 図13の「Transform」の「Position」の値は、炎がロケットの噴出口から出るように、3方向の矢印キーで移動して調節した。「Position」の「Y」の値に変な数値が入力されているが、これは手動で入力したものではなく、3方向の移動矢印キーで炎をロケットの噴出口に移動した値だ。

 「FlamethrowSmoke」の「ParticleSystem」の値も、図13と同じ値に設定する。

 Scene画面は図14のように表示されるようにしてほしい。

図14 ロケットの噴出口から炎が出ている

Fly、Fire、Smokeのボタンを追加する

 次に、Hierarchyの「Create」→「UI」→「Button」と選択してボタンを作成する。ボタンの名前は「Fly」とする。Inspectorから「Rect Transform」の「Width」に「160」を、「Height」に「50」を指定する。

 次にCanvasを選択して、「Canvas Scaler(Script)」の「UI Scale Mode」を「Scale Width Screen Size」に設定する。この辺りは連載第2回でも解説しているので、図を見たい方は連載第2回を参照してほしい。

 作成した「Fly」のボタンをHierarchy内で選択して、マウスの右クリックで表示される「Duplicate」から、ボタンを2つ複製する。名前は「Fire」「Smoke」とする。

 全てのボタンが重なって表示されているので、各ボタンが表示されるように移動ツールでボタンを移動する。各ボタンの「Text」を開いて、「Text(Script)」にはそれぞれ「Smoke」「Fire」「Fly」と指定しておく。「Font Size」は「30」としておこう。

 図15のような見栄えになるように配置したが、特にこの配置でないといけないということはない。各自が好きな場所に配置しても問題はない。

図15 各ボタンを配置した

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