KDDI、産業用ドローンを開発するPRODRONEを持分法適用関連会社に 「スマートドローン構想」の実用化目指す

KDDIと産業用ドローンの開発を手掛けるPRODRONEが、資本提携、業務提携を強化した。KDDIのドローン向けネットワーク基盤とPRODRONEのドローンを組み合わせ、ネットワークにつながるドローンが活躍する「スマートドローン構想」を推進する。

» 2018年04月10日 11時30分 公開
[金澤雅子ITmedia]

 KDDIは2018年4月9日、産業用ドローンを開発・製造するプロドローン(PRODRONE)と追加出資に関する資本提携、業務提携契約を締結したと発表した。これにより、PRODRONEは、KDDIの持分法適用関連会社となる。

 KDDIでは、今後、ドローンがモバイル通信ネットワークにつながり、自律飛行するようになると考えており、2016年12月からモバイル通信ネットワークを活用したドローン専用基盤「スマートドローンプラットフォーム」を開発し、物流や農業、警備など、さまざまな分野で実証実験を実施している。

 PRODRONEは、2本のロボットアームを持つ大型ドローンや、負圧で壁面や天井面の両方を張り付きながら検査するドローン、水面に着水し、水中の映像をリアルタイムで伝送可能なドローンなど、多彩なニーズに対応するハイエンド向け産業用ドローンを開発・製造している。

ALTALT PRODRONEの2本のロボットアームを持つ「PD6B-AW-ARM」(左)、壁面検査が可能な「PD6-CI-L」(右)(出典:PRODRONE)

 両社は、KDDIのスマートドローンプラットフォームとPRODRONEの技術を組み合わせ、ネットワークにつながるドローンを活用する「スマートドローン構想」を推進していく方針だ。

KDDIが推進する「スマートドローン構想」(出典:KDDI)

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