RPAスキルの習得と就職を支援する「RPA女子プロジェクト」始動――RPAテクノロジーズなど4社が開始

RPAテクノロジーズ、MAIA、Waris、ブイキューブは、育児や介護などで仕事から離れた女性を対象にRPA技術を身に付けてもらい、就職先を紹介する「RPA女子プロジェクト」を開始した。RPAの基礎からロボット実装まで学べるオンライン講座を開講し、復職したい女性を支援する。

» 2018年05月15日 20時10分 公開
[金澤雅子ITmedia]

 RPAテクノロジーズと、RPA導入企業向け教育サービスを手掛けるMAIA、人材サービスのWaris、Web会議サービスを展開するブイキューブは、RPA(Robotics Process Automation)テクノロジーを活用して、育児や介護などで仕事から離れた女性を支援する「RPA女子プロジェクト」を、2018年5月7日から開始した。

 同プロジェクトは、子育てや介護と仕事の両立、柔軟な働き方がしやすい環境整備などによる女性の働き方の推進、不足するRPA人材の育成、RPA人材を必要とする企業への人材支援を目的としたもの。

 「RPA女子教育サービス」として、育児や介護などで仕事から離れてしまった女性を対象に、RPAを基礎から学び、運用できるスキルを身に付けられるオンライン講座を提供。講座終了後は人材マッチングによる就業先を紹介する。

 オンライン講座のラーニング環境は、RPAテクノロジーズとV-CUBEが提供し、教育コンテンツ作成はMAIAが統括している。また、RPA人材の育成と就業支援はMAIAとWarisが担当する。

 また、企業向けには「RPA女子派遣サービス」を展開し、RPAテクノロジーズのRPAサービス「BizRobo!」のライセンス、ブイキューブのWeb会議サービス「V-CUBE」のライセンスの販売とともに、RPA技術を身に付けた女性“RPA女子”の派遣を行う。

Photo プロジェクトのイメージキャラクター「RPA女子ロボ」(出典:MAIA「RPA女子プロジェクト『RPA』×『女性の働き方改革』」サイト

 RPA女子教育サービスは、受講期間が1カ月、受講人数は1カ月当たり10〜20人。講座内容は、「RPAとは何か」やロボット作成の基礎から、実際のプロジェクトケースを用いた実践的なロボット作成などを学べる構成。オンラインチャットなどによるサポートや、受講生間のグループチャットによるオンラインコミュニティーなども活用しながら、学習を進められるようになっている。価格は1人3万円。

 なお、現在、“RPA女子”向けのオンライン講座は、第1期受講の申し込み受付が行われており(2018年6月10日まで)、専用サイトから申し込める。

 企業向けのRPA女子派遣サービスは、RPA女子開発用ライセンス1個、V-CUBEライセンス5個、“RPA女子”によるロボ開発が月30時間で、価格は1人30万円からとなっている。

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