愛知編:やっぱり都会は便利だよね――岐阜から名古屋へIターンした新卒エンジニアの本音ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(45)(2/3 ページ)

» 2018年07月09日 05時00分 公開

就職活動@名古屋市で役に立つこと、ちょっと書く

ボクが名古屋に魅了された理由

 私は岐阜県郡上市八幡町で生まれました。「お盆の徹夜踊り」でピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 自然が豊富で、水もキレイなとても良い町です。

 少年時代を過ごす分にはとても良い所ですが、田舎ならではの悩みもあります。その一つが、「就職先(業種)が限られていること」です。

 高校卒業後は就職するつもりでしたが、地元の就職先は工場の作業員かホテルの清掃員の仕事ぐらいしかありません。私は、テレビドラマで見た「オフィス街で働くネクタイをビシッと絞めたサラリーマン」に憧れていたので、サラリーマンになるべく名古屋のIT系専門学校に進学しました。

 専門学校の卒業時は、IT系の業種を対象に就職活動をしました。地元と違い、名古屋市は求人企業がたくさんあります。大手企業、中小企業、ベンチャー企業、さらに、開発をメインにしている会社、インフラ構築を強みにしている会社、自社商品を販売、保守している会社など、業種も多岐にわたります

転職サイト「DODA」で、職種:技術職×地域で検索した結果。愛知県は583件、岐阜県は61件と約10倍の差がありました(2018年6月29日現在)

 私は主に学校からの紹介を情報源として就職活動しましたが、「求人情報サイト」に登録している企業も多いし、「就職フェア」も多く開催されています

 就職先を探すときの注意点は、「勤務地の情報を詳細に見る」ことです。本社や支社が名古屋市内であっても、主な勤務地が別の場所になるケースが多いからです。わが社も本社は名古屋市内にありますが、名古屋市外で働いているエンジニアもいます。

ボクが愛知を選んだ理由

 進学、就職先として名古屋を選んだ理由は、地元から一番近い商業都市だったからです。東京への就職も考えましたが、親からの反応が悪く断念しました。親世代にとって東京は、地元から遠く、治安が悪いイメージが強かったのではないかと思います。

名古屋を代表するIT企業

 名古屋の代表的なIT企業は、「引越し侍」「Qiita」などのサービスを持つ「エイチーム」です。年間売上300億以上の大企業で、東京、大阪、福岡にも支社があります。

 愛知県が強みとしているのは「自動車産業」関連の仕事もたくさんあります。自動車会社が情報部門の仕事を外注していたり、自動車会社の子会社がIT系の仕事をしていたり。私も某自動車会社のシステム運用、保守に5年ほど従事していました。

参考リンク

情報通信・ITS関連企業(グループ会社):トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト


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