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» 2018年07月13日 05時00分 公開

Tech TIPS:Windows 10のエクスプローラの[ネットワーク]にPCが表示されない場合の対処方法

Windows10ではエクスプローラの[ネットワーク]にPCが表示されないことがある。これは、Windows 10でファイル共有を行うSMBv1モジュールが削除されたことに起因する。そこで、この不具合を解消し、エクスプローラの[ネットワーク]に他のPCを表示させる方法を紹介する。

[塩田紳二,著]

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対象:Windows 10


 Windows 10 Fall Creators Update(Ver.1709/RS3)以降で、エクスプローラの[ネットワーク]に他のPCが表示されないことがある。

 これは、Windows 10 April 2018 Updateから、サーバメッセージブロックプロトコルの最初のバージョンである「SMBv1」モジュールが削除されたことに起因する。なお、現時点では、影響はエクスプローラの[ネットワーク]でのPCの表示のみで、プリンタやDLNAデバイスなど、SMBv1を利用していないネットワークデバイスは依然として表示できる。

 また、[ネットワーク]内の他のPCもエクスプローラで表示できないだけで、アドレス欄に直接UNCを入力することでアクセスは可能だ。このため、他のPCへのショートカットなどをクイックアクセスに登録していると、この現象に気が付きにくい。本稿では、SMBv1モジュールが削除された影響や対処方法などを解説する。

SMBv1モジュールが削除された影響

 SMBモジュールとは、Windowsネットワークにおいてファイル共有やプリンタ共有などに利用されるプロトコルである(Windowsネットワークの基礎「第7回 ファイル共有プロトコルSMBの概要」) 。

 Windows 10では、SMBバージョン1(SMBv1)、SMBバージョン2(SMBv2)、SMBバージョン3(SMBv3)がサポートされている。しかしSMBv1には数々の脆弱(ぜいじゃく)性が見つかっているものの、その仕様上、脆弱性の解消が難しいことから、現在、SMBv1モジュールは利用停止が推奨されている。実際、Windows 10 Fall Creators Updateへアップグレードした場合、一定期間SMBv1プロトコルの利用がない場合に自動削除されるようになっている。

 具体的には、PCの稼働時間でのべ15日以上(電源オフの時間を除く)、SMBv1を利用しなかった場合、Windows 10 Fall Creators Updateは、SMBv1モジュールを自動で削除する。また、SMBv1が残っていた場合でもWindows 10 April 2018 Updateにアップグレードした段階で、削除が行われる。

 これにより、幾つか影響がある。1つは、SMBv1しか対応していないNASやネットワークプリンタ、ネットワークプリンタサーバアダプターなどとの接続が不可能になる。これは個別の機器の問題で、例えば設定でSMBv2以上を利用するように切り替えることで、利用可能になるものもある。また、これらの機器の中には、利用に際してSMBv1を有効化するように求めるものもあるが、前述の通り、脆弱性があるので運用で回避する必要がある。

 最も大きな影響は、エクスプローラの[ネットワーク]にPCが表示されなくなることだ。

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