連載
» 2018年07月23日 05時00分 公開

ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(46):東京編:YOUは何しに奥多摩へ?――山の廃校で語学教育とシステム開発と地域活性化を模索する“くらげ”たち (2/4)

[加山恵美,@IT]

家庭科室を活用した共同キッチンで、シェアハウスのように暮らす

机には落書きも残る

 ここに住んでいる生徒たちは、午前はPBL(Problem Based Learning:問題発見、解決型学習)をベースとしたカリキュラムの下、語学やエンジニアとして必要な思考力などを学び、午後はアルバイトで開発に携わる。留学ビザ(一般ビザ:留学)で入国しているため、1週間に働けるのは28時間まで(※)。彼らは留学生であり、エンジニアでもある。


 BITは学生寮も併設している。中学校の施設内を改装して生徒の居住スペースを追加した、寮というよりはシェアハウスに近い設備だ。男子生徒の共用部屋は1つのユニットにベッドと勉強できる小部屋が並ぶ。女子生徒の共用部屋はパイプベッドとその下に机がある。なお女性の生活エリアは施錠してあり、セキュリティが確保されている。

男子生徒の共用生活スペース。1つのユニットにベッドと小部屋がある

 食事はまかない付きかと思いきや、何と自炊。10〜20人程度の住人が同時に自炊するには広いキッチンが必要だが、ここは元中学校。家庭科室があるのだ。島ごとにコンロや流しがあり、食器類もばっちりそろっている。

 学校の近所には飲食店もスーパーもないため、生徒たちは週末に1週間分の買い出しに出る。ジェリーフィッシュのスタッフがクルマを出してくれることも多いとか。

家庭科室を再利用したキッチンルーム。思い思いの食事を自炊する

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。