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» 2018年09月26日 05時00分 公開

“応用力”をつけるためのLinux再入門(23):シェルスクリプトに挑戦しよう(3)改行/空白/引用符のルール (2/2)

[西村めぐみ,@IT]
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コメントの書き方

 スクリプトの中に、処理の内容やスクリプトの作成意図などをメモしておくと、後で見たときに分かりやすくなります。このような場合はコメントを使います。

●コメントを追加する

 シェルスクリプトの中では「#」記号以降がコメントとなります。コメントは行頭からでも行の途中からでもよく、また、「#」記号を幾つ書いても構いません。

#! /bin/bash
########################################
# コメントのテスト
########################################
echo "Hello!"	#1つ目のechoコマンド
echo "World."	#2つ目のechoコマンド
     #-- おしまい --#
▲コメントの使用例(helloを加工)

$ ./hello
Hello!
World.
▲実行結果(「#」以降に書かれている内容は実行結果に影響しない)

●「#」という文字を使用するには?

 「#という文字を表示したい」など、スクリプトの中で「#」という文字を使いたい場合はクオートします。

 例えば、以下のスクリプトの3行目「echo "World #."」は、ダブルクオートの中に「#」があるので「#」という文字も含めて表示されますが、4行目の「echo World #.」の場合は「#」以降はコメント扱いとなるので表示されません。

#! /bin/bash
echo "Hello!"
echo "World #."
echo World #.
▲「#」とダブルクオート(helloを加工)

$ ./hello
Hello!
World #.           ← ダブルクオートの中なので「#」も表示されている
World              ← 「#」以降はコメント扱いとなり表示されない
▲実行結果(hello)

●スクリプトの一部をコメントアウトするには?

 スクリプトの中では「#」以降がコメント扱いになることから、「実行したくない行」の先頭に「#」を付けることがあります。これを「コメントアウト」と呼ぶことがあります。

 一時的に実行を中止したいコマンドラインなどは、削除ではなく、コメントアウトしておくことで後で再利用したり、動作を確認したりしやすくなります。

#! /bin/bash
echo "Hello!"
#echo "World."
▲コメントアウトの例(helloを加工)

$ ./hello
Hello!
           (2つ目のechoコマンドは実行されていない)
▲実行結果(hello)

 次回は「変数」の扱いについて解説します。

筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『Accessではじめるデータベース超入門[改訂2版]』『macOSコマンド入門』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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