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» 2018年12月19日 08時00分 公開

2019年のIT業界:IT業界はデータドリブンへと変化、Dellが予測

Dell Technologiesは2019年のIT業界に影響を与えるトレンドの予測を発表した。AIや機械学習によってデータセンターの分散化が本格化するとともに、ユーザーが日々利用している機器やアプリケーションが最適化される。ARやVRの活用で、従業員がオフィスに縛られずに働けるようになると予測した。

[@IT]

 Dell Technologiesは2018年12月18日、2019年のIT業界に影響を与えるトレンドの予測を発表した。2018年に話題に上ったクラウドやAI(人工知能)、機械学習、第5世代移動通信「5G」、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、ブロックチェーンといった技術の活用が2018年以上に進み、デジタルトランスフォーメーションを促進すると予測した。

 まず、データセンターについては、モダンデータセンターの形が変わっていくと予測した。

 データセンターの分散化が本格的に進む。その理由は、端末の近く(エッジ)で扱うデータが増加するとともに、AIや機械学習に向けた大規模で高性能なリアルタイム処理へのニーズが高まるためだ。このため、パブリックやプライベート、ハイブリッドを組み合わせたクラウド利用が新たな標準になると予測した。

 次にAIと機械学習については、人が担当する作業とコンピュータが行う作業の境界が変化し、「考える」作業の多くがAIによって促進されるという。

 AIと機械学習は、流入するデータを活用して優れた効率と知見を引き出し、ユーザーが日々利用している機器やアプリケーションを最適化する。

 大規模な企業向けシステムもAIと機械学習によって自動化が進み、利用可能なデータ量がT(テラ)Bから1000倍ずつ増えてP(ペタ)B規模からE(エクサ)BやZ(ゼタ)B規模に急増する。これに伴って、ユーザーは知見の収集やデータに基づく戦略的判断を簡単に行えるようになると予測する。

ソフトウェアデファインドデータセンターが必要に

 一方、5Gについては単なる高速、低レンテンシーを実現する通信インフラではないとした。

 5Gの導入によって、SDN(Software Defined Network)や新たな分散型コンピュートモデルが必要だとしている。全てのデータを管理、分析、格納、保護し、それらを高速伝送できるようにするためには、フルスタックのソフトウェアデファインドデータセンターも必要だという。必要に応じて新しいソフトウェアやAPIを迅速に適用するため、企業には5Gインフラストラクチャを管理する能力が求められる。

 ARやVRについては、2019年はビジネスでの導入が増加すると予測した。2018年には、ARやVRによって、これまで以上に没入的なビジュアルエクスペリエンスが実現した。

 こうした機能を利用することで2019年には、オンサイトトレーニングが実現する。さらにエッジにおいてデータへリアルタイムアクセスが可能になることで、従業員がオフィスに縛られずに働けるようになる。さらに従業員は、ARやVRを通じてリアルタイムにコラボレーションし、創造性を発揮できるようになると予測した。

 ただし、ARやVRでトレンドとなるのはUIではなく、没入体験を実現するデータや処理能力であり、これらを提供するのはデータセンターやクラウドインフラであるとした。これが冒頭に取り上げたモダンデータセンターの変化へとつながっていく。

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