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» 2019年01月30日 11時30分 公開

組織的対策を補う技術的対策:AIでメール作成者の癖を見抜く、トレンドマイクロがビジネスメール詐欺対策技術を開発

トレンドマイクロは、AIを活用したビジネスメール詐欺対策技術を開発した。文章作成上の癖を解析して、なりすましメールを検知する。今後、クラウドアプリケーション向けのセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security」の新機能として提供する。

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 トレンドマイクロは2019年1月29日、AI(人工知能)を利用してメールの書き方の癖を分析し、ビジネスメール詐欺(BEC)による攻撃を防ぐ新技術「Writing Style DNA」を発表した。検知対象のメールは英語のみだが、2019年下半期(7〜12月)に日本語にも対応する予定だ。

 ビジネスメール詐欺では、経営幹部になりすまして従業員に偽の送金指示メールを送ったり、取引先になりすまして偽の請求書を送ったりすることで、金銭を詐取する。

 トレンドマイクロによれば、ビジネスメール詐欺の対策には組織的対策と技術的対策の2種類があるという。組織的対策では、送金処理に関する社内ポリシーや承認プロセス、振り込み先変更手続きのプロセス整備の他、従業員に対する教育が有効だという。送金するよう促された従業員が、承認プロセスなどによって偽の指示であることに気が付くことで被害を防ぐことができるからだ。

 技術的対策では多層防御の構築が重要だとする。「情報処理フェーズ」と「なりすましメール送信フェーズ」の双方が必要だということだ。情報処理フェーズでは、攻撃者が社内メールを盗み見たり、フィッシングメールや不正プログラムを送りつけたりする攻撃に対応する。なりすましメール送信フェーズに特化したのが、Writing Style DNAだ。

ビジネスメール詐欺には多層防御が有効 出典:トレンドマイクロ

どのような手法で見破るのか

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