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» 2019年01月30日 17時30分 公開

匿名の健康データを個人とひも付け可能:AIの進化で健康データのプライバシーリスクが増大、カリフォルニア大学

カリフォルニア大学バークレー校の研究によれば、AIの進化が健康データのプライバシーに対して新たな脅威をもたらしていることが分かった。匿名の健康データを個人とひも付けられてしまう。SNSなどを通じて大規模な健康情報データを作成可能になる。

[@IT]

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 人工知能(AI)の進化が健康データのプライバシーの新たな脅威をもたらしていることが、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)の新たな研究で明らかになった。

 この研究は、UCB工学大学院のIndustrial Engineering & Operations Research Department(IEOR)の教授であるアニル・アスワニ氏とそのチームが主導した。AI開発が進む中、現行の法律と規制は、個人の健康状態をプライベートに保つには全く不十分であるとススワニ氏は主張する。

 アスワニ氏は米国に居住する9487人の成人と4966人の子どものデータを利用した。7日間連続した加速度データを含む米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータから、地理情報と健康属性情報を削除し、あらためて個人の健康属性情報と相関させた。

 パターン認識モデルとしてはサポートベクターマシンを使い、機械学習アルゴリズムとして、ランダムフォレスト法を利用したところ、成人では93.8%以上、子どもでは85.5%以上の個人を特定(復元)できた。

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