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» 2019年02月01日 05時00分 公開

Tech TIPS:Excelのセルの色を自動的に設定して予定表の土・日曜日を目立たせる

Excelで作成した予定表などで土曜日や日曜日のセルに色付けして見やすくしたいことはないだろうか? いちいちセルを選択して色を設定するのは面倒だ。そこで、「条件付き書式」を使って、自動的にセルの色を設定する方法を紹介する。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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対象:Excel 2010/2013/2016


 アルバイトの勤務シフトや時給計算のための出勤簿など、Excelで予定表(勤怠簿)を作成して入力するケースは多いのではないだろうか。その際、土曜日や日曜日、もしくは休業日などの特定曜日が一目で分かるように色分けしておくと便利だ。

 とはいえ、いちいちExcelで予定表の曜日を選択して、セルの色を変えていくのは面倒である。そこで、Excelの「条件付き書式」を使って、自動的に特定の曜日のセルの色を自動的に設定する方法を紹介する。なお、以下で紹介する方法を使えば、曜日に限らず、特定の文字列や文言、値などが含まれるセルの色を変更することも可能だ。

手動でセルの色を設定する 手動でセルの色を設定する
色付けしたいセルを選択し、[セルの書式設定]で設定していくのは結構面倒な作業だ。

予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う

 予定表に日付の他に、曜日が入力されている場合、その曜日の文字列を使って「条件付き書式」の条件を設定するとよい。

 具体的には、曜日が入力されている列の中で、「土」「土曜日」といった文字列がある場合は「青色」、「日」「日曜日」といった文字列がある場合は「赤色」といったように設定する。前述の通り、「定休日」といった文字列で色を変えることも可能だ。ここでは、「土」という文字列が入っているセルの色を変更する例で手順を紹介する。

 手順としては、Excelで作成した予定表の曜日の列(ここではB列とする)を選択し、[ホーム]タブの「スタイル」項目にある[条件付き書式]のプルダウンリストを開き、[セルの強調表示ルール]−[文字列]を選択する。

 書式設定のルールを設定するための[文字列]ダイアログが表示されるので、最初の入力ボックスに列の曜日の文字列に合わせて「土」や「土曜日」と入力する。「書式」のプルダウンリストからプリセットされた書式を選択するか、「ユーザー設定の書式」を選択して[セルの書式設定]ダイアログの[塗りつぶし]タブで好みの設定を行ってもよい([フォント]タブでフォントの色を設定してもよい)。

 これで曜日が入力された列の「土」や「土曜日」のセルに色が付けられる。同様に、「日」「日曜日」に対しても「条件付き書式」を設定すればよい。

予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(1) 予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(1)
曜日の入力された列を選択し、[条件付き書式]のプルダウンリストを開き、[セルの強調表示ルール]−[文字列]を選択する。
予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(2) 予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(2)
入力ボックスに文字列を入力する。任意の色を設定したい場合は、[ユーザー設定の書式]を選択する。
予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(3) 予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(3)
[セルの書式設定]ダイアログで任意の色を選択する。
予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(4) 予定表の曜日から自動的にセルの書式設定を行う(4)
合致した文字列が入ったセルの色が指定した色になる。

予定表の日付からセルの書式設定を行う

 曜日の列がないような予定表の場合、日付から自動的に曜日を判定してセルに色を付けることが可能だ。

 Excelで作成した予定表の日付の列(ここではA列とする)を選択し、[ホーム]タブの「スタイル」項目にある[条件付き書式]のプルダウンリストを開き、[新しいルール]を選択する。

 [新しいルール]ダイアログが開くので、「ルールの種類を選択してください」の中から「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択する。「次の数式を満たす場合に値を書式設定」の入力ボックスに以下の数式(日曜日を抽出)を入力して、[書式]ボタンをクリックしてセルの色などを選択する。

=WEEKDAY($A1)=1

入力する数式

 WEEKDAY関数は、日付のシリアル値から「曜日の値」を返すものだ。書式は以下の通り。

=WEEKDAY(<日付のシリアル値>,<種類>)

WEEKDAY関数の書式

 戻り値となる「曜日の値」は、<種類>によって下表のように変わる。<種類>を省略すると「1」が設定されたことになる。

種類 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1 1 2 3 4 5 6 7
2 7 1 2 3 4 5 6
3 6 0 1 2 3 4 5
WEEKDAY関数の<種類>と「曜日の値」の関係

 これでA列全体に、WEEKDAY関数による判定が行われ、「7」つまり「土曜日」だった場合、設定した書式が反映されることになる。

予定表の日付からセルの書式設定を行う(1) 予定表の日付からセルの書式設定を行う(1)
日付の入力された列を選択し、[条件付き書式]のプルダウンリストを開き、[新しいルール]を選択する。
予定表の日付からセルの書式設定を行う(2) 予定表の日付からセルの書式設定を行う(2)
[新しい書式ルール]ダイアログで「数式を使用して……」を選択し、数式を入力してから、書式を選択する。
予定表の日付からセルの書式設定を行う(3) 予定表の日付からセルの書式設定を行う(3)
数式に合致したセルが指定した色に変わる。

セルの色付け範囲を他の列に広げる

 上記の方法では曜日や日付の列だけセルに色が付けられることになる。曜日から勤務時間の列まで同じ色で塗れると、予定表がより見やすくなるだろう。

 この場合、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」で「条件付き書式」を設定した後に、[条件付き書式]−[ルールの管理]を選択する。なお、[セルの強調表示ルール]などで設定した場合は、セルの色付け範囲が広げられないので、必ず「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を利用する。「土」の文字列に対する数式は、「=$B1="土"」となる。

数式を使用して書式設定をする 数式を使用して書式設定をする
曜日の文字列から簡単にセルに書式設定が行えるが、この方法ではその行にセルの色付けを広げることができない。そのため、数式を使用して書式設定する必要がある。B列の「土」にマッチさせるには、画面のように設定する。

 [条件付き書式ルールの管理]ダイアログが表示され、ここに設定済みのルールが表示されるはずだ。ルールが表示されない場合は、画面上部の「書式ルールの表示」が「現在の選択範囲」になっており、選択範囲が異なっている可能性があるので、この場合は、プルダウンリストの「このワークシート」を選ぶと、設定済みのルールが表示されるはずだ。

 色付け範囲を広げたいルールの「適用先」入力ボックス右側にある上矢印をクリックする。範囲指定が行えるようになるので、これで適用したい範囲(予定表部分)を選択し直して、[Enter]キーを押す。[条件付き書式ルールの管理]ダイアログに戻るので、[適用]ボタンをクリックすればよい。これで、表の該当する行全体の色が変わっているはずだ。

セルの色付け範囲を日付まで広げる(1) セルの色付け範囲を日付まで広げる(1)
[条件付き書式]−[ルールの管理]を選択する。
セルの色付け範囲を日付まで広げる(2) セルの色付け範囲を日付まで広げる(2)
[条件付き書式ルールの管理]ダイアログでセルの色付け範囲を広げたいルールの「適用先」をクリックする。
セルの色付け範囲を日付まで広げる(3) セルの色付け範囲を日付まで広げる(3)
広げたい範囲のセルを選択する。
セルの色付け範囲を日付まで広げる(4) セルの色付け範囲を日付まで広げる(4)
選択したセル範囲が適用先となる。
セルの色付け範囲を日付まで広げる(5) セルの色付け範囲を日付まで広げる(5)
このように表の選択範囲で該当する行に対してセルの色付け範囲が広がる。同様に、日曜日に対しても設定すればよい。

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