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» 2019年02月28日 05時00分 公開

Linux基本コマンドTips(285):【 pdffonts 】コマンド――PDFファイル内のフォント情報を表示する

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、PDFファイル内のフォント情報を表示する「pdffonts」コマンドです。

[西村めぐみ,@IT]
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 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、PDFファイル内のフォント情報を表示する「pdffonts」コマンドです。

pdffontsコマンドとは?

 「pdffonts」はPDFファイル内のフォント情報を表示するコマンドです。



pdffontsコマンドの書式

pdffonts [オプション] PDFファイル

※[ ]は省略可能な引数を示しています。





pdffontsの主なオプション

短いオプション 意味
-f ページ番号 開始ページを指定する
-l ページ番号 終了ページを指定する
-subst 代替フォントを表示する
-opw パスワード PDFのオーナーパスワードを指定する
-upw パスワード PDFのユーザーパスワードを指定する


フォント情報を表示する

 「pdffonts PDFファイル」で、PDF内に指定されているフォントの情報を表示します。フォント名の他、フォントが埋め込まれているかどうかなどを確認できます。

 特定のページで使用されているフォントを調べたい場合は、「-f 開始ページ」か「-l 終了ページ」を指定します。どちらか片方だけを指定しても構いません。

 画面1にある情報の意味は次の通りです。

項目 内容
name PDF内で指定されたフォント名
type フォントタイプ
encoding エンコーディング
emb 埋め込みフォントかどうか(yes/no)
sub サブセット(PDFで使われている文字だけが埋め込まれている)かどうか(yes/no)
uni ユニコードマッピングされているかどうか(yes/no)
object ID フォント辞書のオブジェクトID(番号と世代)

コマンド実行例

pdffonts sample.pdf

(sample.pdfのフォントの情報を表示する)(画面1

pdffonts -f 5 sample.pdf

(5ページ目以降の情報を表示する)

pdffonts -f 2 -l 2 sample.pdf

(2ページ目の情報だけを表示する)

pdffonts -l 3 sample.pdf

(先頭から3ページ目までの情報を表示する)


画面1 画面1 フォント情報を表示したところ


代替フォントの情報を表示する

 「-subst」オプションを指定すると、フォントがPDFファイルに埋め込まれていない場合に使用されるフォントのファイル名を表示します(画面2)。

コマンド実行例

pdffonts -subst sample.pdf

(フォントが埋め込まれていない場合に使用されるフォントファイル名を表示する)(画面2


画面2 画面2 代替フォントの情報を表示したところ


筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『Accessではじめるデータベース超入門[改訂2版]』『macOSコマンド入門』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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