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» 2019年03月08日 05時00分 公開

Tech TIPS:【Windows 10】「クリップボード履歴」を活用する

Windows 10 October 2018 Updateで導入された「クリップボードの履歴」機能の使い方を紹介する。「履歴」機能を使えば、クリップボードに保存した過去のデータを利用したり、よく使うデータをクリップボードに保存しておき必要に応じて呼び出したりすることができる。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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対象:Windows 10 October 2018 Update以降


 Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)では、クリップボードの機能が拡張され、「履歴」機能と「同期」機能が実装された。

 これまでクリップボードには、「コピー」または「切り取り(カット)」した最新の1つのデータしか保存できなかった。例えば、メモ帳などで「あ」をコピーし、次に「い」をコピーすると、クリップボードには「い」しか残っておらず、「い」しか貼り付けできなかった。

 これがWindows 10 October 2018 Update以降では、クリップボードの「履歴」を呼び出すことで、過去にコピーまたはカットしたデータを選択して貼り付けることができるようになった。

 先ほどの例でいえば、「あ」を選択して、貼り付けることができるわけだ。Excelなどのデータ入力に際して、よく入力する項目名などをクリップボードにコピーしておけば、クリップボードの履歴を選択して、貼り付けるだけで入力ができるようなる。

 「同期」機能は、同じMicrosoftアカウントでサインインしているPC間でクリップボードを同期し、他のWindows 10でコピーしたデータを貼り付けられるというものだ。

 本TIPSでは、「クリップボードの履歴」機能の使い方を紹介する。

「クリップボードの履歴」機能を有効にする

 「クリップボードの履歴」機能は、デフォルトでは無効なので、まず機能を有効にしよう。

[Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウを表示して有効にする

 「クリップボードの履歴」機能は、[Windows]+[V]キーで呼び出すことができる。有効になっていない場合、下画面のように有効になっていないむねの警告が表示される。この画面の[有効にする]ボタンをクリックすれば、簡単に「クリップボードの履歴」機能を有効にできる。

[Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウを表示して有効にする [Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウを表示して有効にする
[Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウを表示して、[有効にする]ボタンをクリックする。

[Windowsの設定]画面から有効にする

 [スタート]メニューの[歯車(設定)]アイコンをクリックし、[Windowsの設定]画面を開いて[システム]をクリックする。[システム]画面が開いたら、左ペインの[クリップボード]を選択する。

 なお[クリップボード]画面を開くには、[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「ms-settings:clipboard」と入力して、[Enter]キーを押してもよい(Tech TIPS「Windows 10の設定画面をコマンドで素早く開く」参照)。

 [クリップボード]画面が開いたら、右ペインの「クリップボードの履歴」のスイッチを「オン」にする。これで、「クリップボードの履歴」機能が有効になり、複数のデータをクリップボードに保持できるようになる。

「クリップボードの履歴」機能を有効にする(1) 「クリップボードの履歴」機能を有効にする(1)
[Windowsの設定]画面を開き、[システム]をクリックする。
「クリップボードの履歴」機能を有効にする(2) 「クリップボードの履歴」機能を有効にする(2)
[システム]画面の左ペインで[クリップボード]を選択する。
「クリップボードの履歴」機能を有効にする(3) 「クリップボードの履歴」機能を有効にする(3)
「クリップボードの履歴」のスイッチを「オン」にする。これで、「クリップボードの履歴」機能が有効になる。

「クリップボードの履歴」の使い方

 これまでのクリップボードと同様、Windows 10上で「コピー」や「切り取り(カット)」を実行すると、クリップボードにそのデータが保存される。最新のデータを貼り付けるのであれば、これまでと同様、単に[Ctrl]+[V]キーなどで「貼り付け(ペースト)」を実行すればよい。

 ここで過去に「コピー」または「切り取り」を行ったデータを貼り付けたい場合は、[Windows]+[V]キーを押す。すると、クリップボードウィンドウが表示され、そこに過去に「コピー」や「切り取り(カット)」を実行したデータが表示される。あとは、使いたいデータをマウスで選択するか、[↑][↓]キーで移動して[Enter]を押せば、そのデータが貼り付けられる。

 ただ、保存される履歴は25件ほどのようなので、あまり古いデータは履歴からなくなってしまうので注意が必要だ。よく利用するデータは、ピン留めしておけば、履歴から消去されないようになる。メールの定形あいさつ文のようなものは、クリップボードにコピーしておき、ピン留めしておくと便利かもしれない。

「クリップボードの履歴」の使い方(1) 「クリップボードの履歴」の使い方(1)
[Windows]+[V]キーでクリップボードウィンドウが開く。
「クリップボードの履歴」の使い方(2) 「クリップボードの履歴」の使い方(2)
データをピン留めすれば、「すべてクリア」を実行しても、そのデータは消去されない。
「クリップボードの履歴」の使い方(3) 「クリップボードの履歴」の使い方(3)
通常は最新のデータが選択された状態なので、「貼り付け」を実行すると最新のデータが貼り付けられる。
「クリップボードの履歴」の使い方(4) 「クリップボードの履歴」の使い方(4)
「履歴」に保存されているデータを貼り付けたい場合は、そのデータをクリックすればよい。カーソルの位置に貼り付けられる。

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