連載
» 2019年03月13日 05時00分 公開

仕事が「つまんない」ままでいいの?(51):仕事はツラいが、何とかしたい (2/3)

[竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]

「仕事が楽しい」と全く思っていなかった

 ここで、私個人の話をさせてください。というのも、私自身が「仕事なんて楽しいわけがない」と思っていたタイプだからです。

 私が高校卒業後に入社したのは、自動車会社でした。子どものころから車が好きだったので、やりたいことに近い会社に入ることはできました。

 だけど、やりたいことをやっていたわけではありません。自分で何かを企画するわけではないし、やりたいことを選べるわけでもない。かといって、自分をアピールできるスキルがあるわけでもありません。

 どちらかといえば、生活のため、お金を稼ぐために働いていただけで、「仕事が楽しい」とは思ったことなどありませんでした。

 もっとも、大企業の一歯車です。自分の思い通りになるわけがないのですよね。

「できることを増やす」――仕事が楽しくなる最初のステップ

 でも、仕事がマンネリでアキアキしていた私は、「このままではイヤだな」と思うようになりました。

 そこで、「知識を付ければ変わるかもしれない」と思い、自動車会社の企業内短大に入り、「電気」「機械」「IT」を学びました。

 プログラミングができるようになり、職場復帰後に開発する車両を実験するための計測装置を作る仕事をすることになりました。プログラミングの仕事が性にあったのか、以前よりも仕事が楽しい……とまでは行きませんでしたが、少なくとも「得意なことをやっている」と思えるようになりました。

 この経験を通じて思ったのは、「できることが増え、周りから認められると、働く環境が変わる」こと。これは、仕事を楽しくする最初のステップかもしれませんね。

「自分で」という感覚があるときは楽しい

 プログラミングが面白くなって、「ITの仕事を、もっと専門的にやってみたい」と思うようになった私は、Uターンを機にSIerに転職しました。

 SIerでの「自分の手でものづくりをしているぜ!」という感覚はとても「楽しかった!」です。「大企業の歯車だった時代」には、感じたことがないものでした。

 「自分で作る」や「自分で企画する」など、「自分で」という感覚があると、「仕事が楽しい」と感じるのかもしれません。

仕事の楽しさを左右した「職場環境」

 でも、同じ仕事をしていても、楽しく感じないこともありました。その原因は「職場環境」や「人間関係」です。

 当時の私は、プログラマーの仕事が本当に気に入っていて、「生涯現役プログラマーでいたい」と思うようになっていました。でも年齢を重ねると、「そろそろ君も管理職に……」と言われるようになります。

 そこで、転職を決意しました。その転職先が、とてもストレスの多い職場だったのです。

 時間的にも、人間関係的にもしんどくて、次第に仕事が楽しくなくなっていきました。仕事内容は同じプログラミングなのに……。

 この経験から、仕事の楽しさを左右するものとして、「仕事内容」も大切ですが、それ以上に「職場環境」や「人間関係」がかなり重要だということが分かりました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。