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» 2019年03月28日 05時00分 公開

Linux基本コマンドTips(292):【 lastb 】コマンド――システムのログインエラー履歴を一覧表示する

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、システムのログインエラー履歴を一覧表示する「lastb」コマンドです。

[西村めぐみ,@IT]
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 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、システムのログインエラー履歴を一覧表示する「lastb」コマンドです。

lastbコマンドとは?

 「lastb」はシステムのログインエラー履歴を一覧表示するコマンドです。ログイン失敗の履歴が記録される「/var/log/btmp」ファイルを参照し、新しい順に履歴を表示します。

 なお、全てのログイン履歴を一覧表示するには、「last」コマンド(連載第291回)を使います。



lastbコマンドの書式

lastb [オプション] [ユーザー名] [端末番号]

※[ ]は省略可能な引数を示しています。





lastbの主なオプション

短いオプション 長いオプション 意味
-n 行数, -行数 --limit 行数 lastbで表示する行数を指定する
-t 日時 --until 日時 指定した日時(YYYYMMDDhhmmss)より前のログイン情報を表示する
-x --system システムのシャットダウンとランレベル変更の記録も表示する(※1)
-R --nohostname ホスト名欄を表示しない
-a --hostlastb ホスト名を最後の欄に表示する
-d --dns リモートログイン時、ログイン元のIPアドレスをホスト名に変換して表示する
-i --ip リモートログイン時、ログイン元のIPアドレスのまま表示する
-f ファイル名 --file ファイル名 「/var/log/btmp」ファイルの代わりに使用するファイルを指定する
-o 古い書式のbtmpファイルを読み込む(※2)

※1 Ubuntu 18.04.1 LTSではデフォルト。
※2 linux-libc5アプリケーションが作成したbtmpファイル。Ubuntu 18.04.1 LTSでは無効。





最近の失敗したログインを確認する

 「lastb」を実行すると、ログイン失敗の記録(/var/log/btmp)に基づき、パスワード入力に失敗したログインの履歴を一覧表示します。新しいログインから順に表示するため、冒頭部分を見ることで最近の失敗したログインを確認できます。

 使用方法はlastコマンドと共通です。ただし、lastコマンドと違い、実行にはroot権限が必要です。sudoコマンド(第68回)などを利用してください。

コマンド実行例

lastb

(失敗したログインの履歴を表示する。/var/log/btmpに記録されている全件を表示する)

lastb -10

(最近の失敗したログインの履歴を10件分表示する)


画面1 画面1 失敗したログインの履歴を表示したところ


筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『Accessではじめるデータベース超入門[改訂2版]』『macOSコマンド入門』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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