Google、マネージドKubernetesサービスの新版「GKE Advanced」を発表極めて要求の厳しいアプリに対応

Googleは、マネージドKubernetesサービス「Google Kubernetes Engine(GKE)」の新エディション「GKE Advanced」を発表し、従来のGKEを「GKE Standard」へ改称した。GKE Advancedは極めて要求の厳しいアプリケーションでの利用を想定する。

» 2019年04月18日 16時30分 公開
[@IT]

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 Googleは2019年4月17日(米国時間)、「Google Kubernetes Engine(GKE)」の新エディション「GKE Advanced」を発表した。極めて要求の厳しいアプリケーションでの利用を想定する。2019年第2四半期にリリースする予定。無料トライアルサービスも用意する。

 GKEは、「Google Cloud」上の「Kubernetes」を利用して、コンテナ化されたアプリケーションをデプロイ、管理、スケーリングできるマネージドサービス。2014年にGoogleがオープンソースソフトウェアとして公開した。

 GKE Advancedの発表に伴い、Googleは既存のGKEを「GKE Standard」へ改称した。GKEの両エディションの概要は次の通り。

GKE Advanced

 Kubernetesのポータビリティーやサードパーティーエコシステムの恩恵は従来のGKEと変わらず、機能が強化された。

 高度なインフラ自動化や、セキュリティ強化を目的とした統合型ソフトウェアサプライチェーンツール、返金規定を含むSLA(サービスレベル契約)の適用による信頼性へのコミットメント、サーバレスワークロードの実行をサポートする。

 GKE Advancedの高度な新機能やツールは、企業が急速に変化する環境の中で、ワークロードやクラスタの管理を簡素化したり、スケーリングを簡単に行ったりするのに役立つ。

GKE Standard

 GKEが現在、正式に提供している機能を完備し、複雑度が低いプロジェクト向けのマネージドサービスを提供する。多数のサードパーティー製品が統合されたGoogle Cloud Platform(GCP)の豊富なエコシステムを引き続き利用できる。こうした統合機能の一部はGCP Marketplaceで提供されている。

 GKE Advancedの機能は数多い。概要は次の通り。

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