最新版「Node.js 12」が公開、TLS 1.3に対応診断レポート機能を導入

Googleの「V8」JavaScriptエンジンで動作するサーバサイドJavaScript環境の最新版「Node.js 12」が公開された。TLS 1.3対応や診断レポート機能の実験的導入など多数の改良が施されている。

» 2019年04月25日 19時30分 公開
[@IT]

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 Node.js Foundationは2019年4月23日(米国時間)、Googleの「V8」JavaScriptエンジンで動作するサーバサイドJavaScript環境の最新版「Node.js 12」を公開した。

 現在、「Node.js 10」が「Active LTS」(長期サポートの対象)というリリースステータスにあり、「Node.js 10.15.3 LTS」が推奨版として提供されている。Node.js 12は「Current」(最新)というリリースステータスにあり、2019年10月22日からActive LTSに移行する。

Node.jsのリリーススケジュール(出典:nodejs.org

 Node.js 12の新機能や強化機能の概要は次の通り。

V8 JavaScriptエンジンがV8 7.4にアップデート

 V8 JavaScriptエンジンが「V8 7.4」へアップデートされたことに伴い、Node.jsの新版では非同期スタックのトレースや引数ミスマッチにおける呼び出しの高速化、awaitの高速化、JavaScript解析の高速化といった改良が施された。

TLS 1.3への対応

 Node.js 12は、インターネットセキュリティプロトコルの最新版である「TLS 1.3」に対応するとともに、必要な場合は無効にするためのスイッチ(CLI/NODE_OPTIONS)をサポートしている。ただし、TLS 1.3はTLS 1.2と比較してセキュリティ上の強化が著しいため、なるべくTLS 1.3を使うべきだという。

デフォルトヒープ上限を適切に設定できる

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