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» 2019年07月05日 05時00分 公開

Windows 10 The Latest:【次期Windows 10最新動向】2020年春リリース予定「20H1」機能アップデートの概要

2020年春にリリース予定の「20H1」のプレビューが1週間単位で公開されている。その状況をまとめてみた。また、Windows 10のリリース状況や不具合などを、MicrosoftのWebページで確認する方法を紹介する。

[塩田紳二,著]

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連載目次

20H1プレビューの現状

 現在、Windows Insider Programでは、2020年春リリース予定の「Windows 10バージョン2003」のプレビューが行われているのみだ。これは開発コード「20H1」と呼ばれているが、そのプレビューは、2019年6月に入ってからは、ほぼ1週間単位で更新されている。原稿執筆時点では、2019年秋リリース予定の「Windows 10バージョン1909」のプレビューは行われておらず、その次のバージョンが先行している状態となっている。

 この20H1でいまのところ大きな改良は、WSLのバージョンアップ版となる「WSL 2」のみだが、細かい改良点も幾つかある。ここでは、2019年6月22日に配布開始された「Windows Insider Preview Build 18922」(以下、Build 18922と表記する)までを見ておくことにしよう。

20H1のプレビュー版の画面 20H1のプレビュー版の画面
WSL 2の実装や、Windows Inkワークスペースの変更などが行われる。

 Build 18922までの変更点には、下表のようなものがある。なお、20H1に関連するWindows Insider Programのブログには、この他の改良点なども記載されている。ただ、その中にはMicrosoft Storeで配布されているアプリ「スマホ同期」などの改良点も含まれており、すでに正式リリース済みのWindows 10 May 2019 Update(バージョン1903)でも利用可能になっている。ここでは、こうしたアプリなどの改良点については省いてある。

リリース日 ビルド 改良点
2019年4月10日 build 18875 日本語IME改良
2019年4月26日 build 18885 ディクテーション(音声認識)機能強化(特定言語のみ。日本語含まず)
2019年5月8日 build 18894 エクスプローラーの検索機能(インクリメント検索)
2019年5月15日 build 18898 [タスクマネージャー]− [パフォーマンス]タブで「ディスクタイプ」を表示
2019年6月5日 build 18912 ナレーター改良
2019年6月12日 build 18917 ダウンロードスロットリングオプション、 インクワークスペース、ナレーター改良、WSL 2
2019年6月19日 build 18922 言語設定、フィードバックハブ
リンク先は各ビルドのリリースノート(英語)
Build 18922までの主な変更点

階層が深すぎる言語設定にショートカットが追加

 Build 18922では、[Windowsの設定]アプリの[時刻と言語]−[言語]ページが改良されている。従来の[言語]ページは複雑で、目的のページにたどり着くまでに数回のクリックが必要な「深い階層」を持つ。日本語IMEの詳細設定のページも、この[言語]ページの下に作られた。

 20H1では、[言語]ページ先頭に目的別のアイコンを置き、該当のページへ直接移動できるようにした。

[Windowsの設定]アプリの[言語]ページ [Windowsの設定]アプリの[言語]ページ
[Windowsの設定]アプリの[時刻と言語]−[言語]ページでは、トップにアイコンが配置され、対象別に言語関係の設定ページへ移動できるようになった。

 具体的には「Windows Display」「App & websites」「Regional format」「Keyboard」「Speech」の5つの設定カテゴリーとそれぞれに設定されている言語を表示する。これらはリンクになっていて、該当の設定ページへすぐに移動できる。

 例えば、[Keyboard]アイコンは、[Windowsの設定]アプリの[デバイス]−[入力]−[キーボードの詳細設定]に移動する。また、日本語関係では、MS-IMEの改良で、IMEの設定が[Windowsの設定]アプリに取り込まれた。これも深い階層にある設定項目だが、Microsoft IMEの場合、タスクバーのMicrosoft IMEアイコンや言語バーなどから直接開くことが可能だ。とはいえ、言語関連の設定の階層構造が浅くなったわけではなく、改良としてはどちらかというと対症療法的な感じがある。

Microsoft IMEの設定ページ Microsoft IMEの設定ページ
20H1では、Microsoft IMEが改良され、設定ページが[Windowsの設定]アプリの[時刻と言語]−[言語]画面の「優先する言語」の[日本語]−[オプション]ボタンをクリックして、[言語オプション:日本語]を開き、「キーボード」の[Microsoft IME]−[オプション]ボタンをクリックした画面に移動している。なお、この設定ページには言語バーやタスクバー通知領域のMicrosoft IMEアイコンから直接開くことができる。

Windows Updateの「配信の最適化」が独立した設定ページに

 また、October 2018 Updateで[Windowsの設定]アプリの[更新とセキュリティ]−[Windows Update]から、Windows Updateの配信に関係する項目が独立し、[更新とセキュリティ]−[配信の最適化]となったが、さらに若干の変更が加わっている。

 ここにある[詳細オプション]では、Windows Updateのダウンロードで使う帯域やアップロード量を制限できたが、帯域の指定を絶対値(Mbps)でも設定可能になる。また、Windows Updateでは、他のPCに対してすでにダウンロードしたアップデートを提供する機能があるが、そのアップロードの帯域や月間での転送量を指定できる。

[配信の最適化]の[詳細設定]ページ [配信の最適化]の[詳細設定]ページ
「配信の最適化」の詳細設定では、Windows Updateのダウンロードで使う帯域などを制限できるようになった。

エクスプローラーでインクリメンタルな検索候補表示が実現

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