AWS、中堅・中小のユーザー組織と専門家を直接結ぶ「AWS IQ」を発表容易に業者を選定、プロジェクト管理もできる

Amazon Web Services(AWS)は2019年9月30日、ユーザー組織とAWS認定の専門家/パートナーを直接マッチングする新サービス、「AWS IQ」の一般提供開始を発表した。プロジェクト管理やアクセス権管理も容易にできるという。

» 2019年10月01日 07時30分 公開
[三木泉@IT]

 Amazon Web Services(AWS)は2019年9月30日、ユーザー組織とAWS認定の専門家を直接マッチングする新サービス、「AWS IQ」の一般提供開始を発表した。

 AWS IQでは、AWSユーザーが自らのニーズをAWSのAWS IQページ上で簡潔に記述し、リクエストとして登録する。これを受けて、AWS認定プロフェッショナルやAmazon Partner Network (APN)コンサルティングパートナーはユーザーにコンタクト、同サービスのチャットやビデオ会議機能を通じてより具体的なニーズや要件を確認し、提案ができる。一方、ユーザー側は自らのリクエストに反応した専門家のプロフィールや関連する取得認定資格、評価を容易にチェックした上で、提案内容や料金を比較検討できる。

 専門家の選定が終わると、AWS IQはプロジェクト管理ツールとして機能する。コミュニケーションツールを通じた話し合いで具体的な作業内容およびコストを設定し、進捗を管理できるという。システム構築などのプロジェクトの場合、ユーザー側は容易なプロセスで、専門家に必要最低限のAWSサービスへのアクセスを許可し、その行動をAWS Cloud Trailで監視、必要に応じてアクセス権をはく奪するなども可能としている。さらにユーザーは、専門家から提供を受けたサービスの対価を、AWSの料金に含まれた形で支払い処理できる。

AWS IQでユーザーがリクエストを記述する画面。まずユーザーはトピックを選択
続いて自らのニーズを簡潔に記述するだけで、専門家に相談できる

 図に示されているように、ユーザーはシステム構築以外に、「AWSのサービス・機能に関する説明」「AWSサービスの設定支援、AWSへの移行支援」「AWSコストの最適化支援」といったトピックで、専門家の有償サービスを利用できる。

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