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» 2019年11月13日 05時00分 公開

仕事が「つまんない」ままでいいの?(59):異業種交流会には行くな――30代、自立しようか悩んだときのべからず集 (3/4)

[竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]

事業計画書はいらない

 5つ目は「事業計画はいらない」です。

 私が起業を夢見ていたとき、起業マニュアルのような本には必ず、「事業計画書を作れ」とありました。でも、そもそも既存顧客もいないし、どれだけの売り上げが立つかも分からない状態で、事業計画書を書くことはできませんでした。書いても、単なる数字遊びに感じて。

 銀行でお金を借りるような事業なら、事業計画書は必須でしょう。でも、PCでできる仕事をスモールスタートさせるなら、事業計画はいらないような気がします。そこで、起業した当時の自分に、私はこうアドバイスします。

そもそも、あなたがやりたいのは、銀行でお金を借りるような事業? 予測できない未来の事業計画書を鉛筆なめなめ書くよりも、変化を楽しむくらいの方が面白いんじゃない?


周りの人に期待し過ぎない

 6つ目は「周りの人に期待し過ぎない」です。

 起業しようと決意したとき、私はある経営者に相談しました。すると、「応援するよ」と言ってくれて、起業を決める大きな動機の1つになりました。でも、実際に起業したら、仕事を依頼するなど具体的な応援をしてくれるわけではなく、その人にとっての応援とは気持ちのことだったことが分かり、関係も次第に薄れていきました。

 そこで、起業した当時の自分に、私はこうアドバイスします。

「応援してくれる」って言っても、本当かどうかは分からないし、それがずっと続くかも分からないよ。起業するなら、周りの人に期待し過ぎずに、自分で稼ぐ力を付けることも大切なんじゃない?


いきなり会社を辞めるな

 7つ目は「いきなり会社を辞めるな」です。

 起業の話なのに不思議に思うかもしれませんが、もし、私が、30代の自分にアドバイスするなら、最も言いたいのはこれかもしれません。なぜなら、起業は口で言うほど簡単ではなかったし、思う通りにならないことの方が多かったからです。

 いきなり会社を辞めなくても、「ポートフォリオを用意して実績をまとめる」「やりたいことを知り合いに話す」「情報発信する」「今の仕事で信頼される」など、未来の顧客と出会う準備はできます。会社にいる間に、複業的に小商いしてビジネスの経験ができれば最高です。

 そこで、起業した当時の自分に、私はこうアドバイスします。

会社にいながらできることをやって、「これなら、何とかいけそうだな」と思えてから起業しても、決して遅くはないよ。「お金がない」っていうのは、結構キツいよ


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