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» 2019年12月19日 05時00分 公開

Google Chrome完全ガイド:Chromeを「ダークモード」に切り替えて省電力や眼の負担軽減(Windows/Mac編)

最近PCやスマホで話題になる「ダークモード」とは? その意味や効果をコンパクトにまとめつつ、Google Chromeでのダークモード有効化の手順について説明します。

[島田広道,デジタルアドバンテージ]

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連載目次

黒っぽい色合いにする「ダークモード」にChromeは対応済み 黒っぽい色合いにする「ダークモード」にChromeは対応済み

「ダークモード」ってなんですか?

 PCやスマホの話題で「ダークモード」という単語が耳目に触れたことはないでしょうか?

 「ダーク」は「dark」、すなわち「暗い」「黒っぽい」といった意味です。「ダークモード」とは、黒を基調とした(黒っぽい)画面表示モードを指します。

 近年になってWindows OSやmacOS、iOS、Androidなどの主要なOSがダークモードに対応しました。OS側の設定画面でダークモードを選択すると、デスクトップやOS標準アプリはもちろん、サードパーティー製アプリも自動的にダークモードに切り替えられるようになり、ユーザーにとって身近な機能になりつつあります。

 ではなぜ、「ダークモード」が標準的にサポートされるようになってきたのでしょうか? 大別すると次の2つの理由が挙げられます。

●消費電力が減ってバッテリーが長持ちする?

 ディスプレイに有機ELパネルが使われている場合、画面内の黒い部分については原理的に電力を消費しない(あるいは非常に少ない)ため、ダークモードにして全体的に黒っぽい色合いにすると、消費電力が下がる効果が期待できます。液晶パネルでも多少は省電力になる場合がある一方で、駆動方式によっては逆に消費電力が上がってしまう場合もあります。

 特にスマホの場合、画面表示の消費電力の割合が高いため、バッテリーの持ちが目立ってよくなることが期待できます。

 ただし、有機ELパネルを搭載したスマホは比較的高額で、執筆時点ではまだまだ一般的とはいえません。またノートPCでは非常に限定的です。

●眼が疲れにくくなる?

 ダークモードにして画面全体を黒っぽくすると、見つめている範囲内で発光する面積が減る分、眼の負担が減り、疲れにくくなるという説があります。ただし、万人に認められた効果とはいえないようです。

 筆者の場合、視界内でコントラストの高い発光体があると、眼が辛くなります。そのためPCのディスプレイでダークモードにしても、ディスプレイの周囲が明るいと、かえってディスプレイとのコントラストが高くなり、辛くなることがあります。

●実際に試してみましょう

 このように効果は一様ではないので、ダークモードについては実際に試して効果を計るのがよいでしょう。本稿ではWindows OS/macOS版Chromeでダークモードに切り替える手順を説明します。スマホ(iPhone/Android)については「Chromeを「ダークモード」に切り替えて省電力や眼の負担軽減(Android/iPhone編)」を参照してください。。

Windows OS版Chromeをダークモードにする

 Windows OS版の「Google Chrome」(以下、Chromeと略)をダークモードに切り替えるには、Windows OSをダークモードにします。すると実行中のChromeでも速やかにダークモードに切り替わります(再起動する必要はありません)。

 Windows 10の場合、アプリのダークモードに対応しているのはOctober 2018 Update(バージョン1809)以降です。

 Windows 10をダークモードにするには、まずスタートボタンをクリックし、表示されたスタートメニューの左端にある歯車アイコンをクリックします。「Windowsの設定」アプリが起動するので、[個人用設定]−[]とクリックします(デスクトップを右クリックして[個人用設定]−[]とクリックしてもよいです)。

 右ペインに注目し、「色を選択する」プルダウンリストボックスで[]を選びます。

 「色を選択する」で[カスタム]を選択すると、Windows OS自身のUIと、アプリそれぞれに対し、通常モードとダークモードを個別に設定できます。

Windows 10をダークモードにする(1/2) Windows 10をダークモードにする(1/2)
Windows 10をダークモードにする(2/2) Windows 10をダークモードにする(2/2)

 するとすぐに、[Windowsの設定]アプリやエクスプローラーといったWindows標準アプリやタスクバーなどが黒を基調とした色合いへ変わります。そしてChromeもダークモードに切り替わり、黒っぽい表示になります(切り替わらない場合は、Chromeを手動で最新版にアップデートできないか試してください)。また、その他のダークモード対応アプリも、黒っぽい表示に切り替わります。

ダークモードになったWindows OS版Chrome ダークモードになったWindows OS版Chrome

 ただし、Chromeのタブで開いたWebページもダークモードになるとは限りません。むしろ通常モードと変わらないページの方が圧倒的に多いのが現状です(詳しくは後述)。

macOS版Chromeをダークモードにする

 macOSでも、OS側でダークモードに切り替えると、自動的にChromeもダークモードになります。ダークモードに対応しているmacOSは、バージョン10.14(Mojave)以降です。

 macOSをダークモードにするには、まずメニューバー端のリンゴアイコンをクリックし、表示されたメニューで[システム環境設定]を選びます。「システム環境設定」が表示されたら、[一般]アイコンをクリックします。「一般」ダイアログにある「外観モード」で[ダーク]を選びます。

macOSをダークモードにする(1/3) macOSをダークモードにする(1/3)
macOSをダークモードにする(2/3) macOSをダークモードにする(2/3)
macOSをダークモードにする(3/3) macOSをダークモードにする(3/3)

 するとすぐにデスクトップなどが黒を基調とした色合いへと変わります。そしてChromeもダークモードに切り替わり、黒っぽい表示になります(切り替わらない場合は、Chromeを手動で最新版にアップデートできないか試してください)。また、その他のダークモード対応アプリも、黒っぽい表示に切り替わります。

ダークモードになったmacOS版Chrome ダークモードになったmacOS版Chrome

 ただしWindows OSの場合と同様に、macOS版Chromeのタブで開いたWebページもダークモードになるとは限りません(すぐ後で説明)。

ブラウザペインはダークモードにならない!?

 ダークモードに切り替えた後にChromeでWebページを開いていくと、すぐにWebページがダークモードにならず、従来と同じ色合いで表示されることに気付くでしょう。

 実はWebページがダークモードに未対応だと、OS側でダークモードに切り替えただけでは黒っぽい色合いに変わりません。

ダークモード未対応のWebページの例(通常モード) ダークモード未対応のWebページの例(通常モード)
ダークモード未対応のWebページの例(ダークモード時) ダークモード未対応のWebページの例(ダークモード時)

 一方、ダークモードに対応したWebページでは、Chrome自身と同様、OSと連動して黒っぽい色合いに切り替わります。通常モードに戻した場合も同様に連動します。

ダークモード対応のWebページの例(通常モード) ダークモード対応のWebページの例(通常モード)
ダークモード対応のWebページの例(ダークモード時) ダークモード対応のWebページの例(ダークモード時)
筆者が管理・運用しているWebアプリのトップページをダークモード対応にしてみた例。

 ただし、執筆時点でダークモード対応のWebページ/Webサイトは決して多くなく、大多数は未対応です。そのためChromeのようなWebブラウザについては、ダークモードにしても、広い面積を占めるブラウザペインはほとんど従来と同じ明るい色合いのままになってしまいます。

ブラウザペイン(Webページ)にダークモードを強制する

 実はChromeには、実験的ながら、Webページ(ブラウザペイン)の内容を強制的に黒っぽい色合いに変えることができます。

 「chrome://flags」というURLでページを開くと、実験的機能の一覧が表示されます。そこで「dark mode」と検索すると表示される[Force Dark Mode for Web Contents]という項目を[Enabled]にします。

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