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» 2020年03月02日 10時00分 公開

ORACLE MASTERリニューアル:製品の年次リリースに合わせシンプルになり履修コースも不要に

20年にわたりデータベース管理者のスキルを証明してきた資格「ORACLE MASTER」がリニューアル。レベル構造はそのままに、従来よりも少ない負担で上位資格にチャレンジできるようになった。

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 Oracle Databaseの管理者スキルを証明する「ORACLE MASTER」は、国内累計26万人を超える認定資格取得者数を誇り、20年にわたりOracle Databaseエンジニアのスキルを客観的に評価してきた。

 ORACLE MASTERはBronze、Silver、Gold、Platinumという4つのレベルに分かれており、最上位のPlatinumでは2日間の実技試験をクリアする必要があり、かなりハードルの高いものとなっている。

年次リリースに適応し開発者向けのORACLE MASTER SQLも新設

 従来のORACLE MASTERは、10g、11g、12cとデータベース製品のバージョン更新に合わせ、資格も更新されてきた。

 Oracle Database 18c以降では、クラウド時代の進化スピードに合うよう製品は毎年更新される。この製品の年次リリースに合わせ、ORACLE MASTERも2020年1月から新しい制度に変更されたのだ。今後は複数バージョンに対応する資格となり、英語版の資格が提供される年を入れた資格名称となる。今回リリースされる新試験は、12cリリース1から19cまでに対応した出題となり、例えばGoldの資格名称は「ORACLE MASTER Gold DBA 2019」となる。

 今回の変更タイミングで、従来のデータベース管理者向けのORACLE MASTER DBA資格に加え、新たにデータ活用のスキルを証明する開発者向けのORACLE MASTER SQL資格も新設された。「データベースに関わるエンジニアのロールを考慮し、2系統の認定資格となりました」と話すのは、日本オラクル オラクルユニバーシティ ビジネス推進部 部長の岡田大輔氏だ。

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 これら資格制度の変更は、グローバルの取り組みだ。それに国内事情を考慮して、日本でも展開する。もともとグローバルの認定資格制度にはSilver、Goldに相当するOracle Certified Associate(以下OCA)とOracle Certified Professional(以下OCP)があり、取得状況はOCAが多くOCPが少ない状況だった。これはOCP取得にはハンズオントレーニングを受ける必要があり、その手間とコストが取得のハードルを上げていたと考えられる。つまりOCP相当のスキルがあるにもかかわらず、認定資格はOCAのままというギャップが生じていたのだ。

 スキルと認定資格が合っていない状況を解消すべく、グローバルでは認定資格をOCPに一本化することにした。取得要件もシンプル化し、Oracle Database Administration IおよびIIの2つの試験に合格すれば、OCPに認定する。

 「以前はOCPレベルの資格者として認定するには、机上の勉強だけではなく実機での経験が必要だと考えハンズオントレーニングの受講を必須としていました。今はOracle Cloud Free Tierなどの無償プログラムもあり、Oracle Database環境に容易に触れられます。そのためハンズオントレーニングの受講は認定要件に含める必要はないと、判断されたのです」と岡田氏は説明する。

日本オラクル オラクルユニバーシティ ビジネス推進部 部長 岡田大輔氏

Gold DBAでも履修コースが不要になりシンプルな制度にリニューアル

 グローバルの変更に合わせ、国内制度も見直しが行われた。日本ではORACLE MASTERブランドも、階層型の資格制度も定着しており、段階的にスキルアップする傾向も多いことから今まで通り4つのレベルは維持された。

 Bronze DBAは、Oracle DatabaseのアーキテクチャやOracle Databaseの構成に関する用語を理解し、データベースの日常的な運用管理の基本スキルを取得していることを証明する。新入社員や情報系の学生などが、最初にチャレンジするのに最適なものだ。こちらはBronze DBA Oracle Database Fundamentalsの試験に合格すると認定される。

 Silver DBAは、インスタンスの管理やネットワークの設定、記憶域の管理、ユーザー、セキュリティ管理などデータベース運用管理タスクの知識があり、SQLによるデータアクセスやオブジェクト管理の知識も持ち合わせて日常的な運用管理作業のスキルがあることを証明する。こちらはOracle Database Administration Iの試験に合格すると認定される。

 Gold DBAは、Silver DBAの運用管理スキルに加え、Recovery Manager(RMAN)によるバックアップ/リカバリーやマルチテナント環境の管理、インストールやパッチ適用などの技術要素を理解し、データベース管理者として業務に携われるレベルであることを証明する。

 Gold DBAでも、OCPと同様必須だった履修コースはなくなった。Silver DBAを取得した上で、Oracle Database Administration IIの試験に合格すると取得できる。

 そしてGold DBAに合格すれば、グローバルのOCPにも同時に認定される。また新たにORACLE MASTERを取得するには、従来はBronze、Silver、Goldと順に合格する必要があったが、新しい制度ではSilver DBAから資格取得を開始することも可能となった。

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 既にORACLE MASTERを持っている人の新たな制度への移行パスも、従来あった移行試験がなくなり、シンプル化している。従来の資格制度では、旧バージョンの資格保持者が新バージョンで上のレベルの資格を取得するには、取得済のレベルから新バージョンで取得し直す必要があったが、その必要もなくなった。

10g/11g/12cのSilver、Goldを持っている人はOracle Database Administration IIの1試験に合格するだけで、ハンズオントレーニングを受講することなく新制度のGold DBAに移行できる。また旧Bronzeおよび9i以前の有資格者は、Oracle Database Administration Iの試験に合格すれば、新制度のSilver DBAに移行でき、こちらもかなりシンプルになっている。

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 管理者向けの資格に加え、開発者向けの資格ももちろん日本で展開する。「開発系エンジニアも、SQLを使いデータベースにアクセスしてアプリケーションを構築します。他にもデータサイエンティストなどがSQLを駆使しています。しかしながら彼らが、データベース管理者のスキル全てを必要としているわけではありません。そのためデータベースの基礎知識とSQLに関するスキルを必要とするエンジニアのための、新たな資格を作りました」と岡田氏。

 ORACLE MASTER Silver SQLでは、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEなどのデータ操作言語、表や索引などのオブジェクトの作成、管理に必要なデータ定義言語、データ制御言語、およびリレーショナル・データベースの概念を理解していることを証明することになる。必要な試験はOracle Database SQLで、これに合格すればグローバルのOracle Database SQL Certified Associateにも同時認定される。

 Oracle Database Administration Iの試験は2020年1月にスタートしており、既に受験が可能だ。他の試験も2020年3月までには受験可能となる予定だ。従来は新しい試験が出そろうまでにかなりの時間を要していたが、シンプル化したことで新制度では短期間で新しい試験がリリースされる。

ORACLE MASTER取得者がデータを活用するデジタル変革では重要な役割を担う

 オラクルユニバーシティ ビジネス推進部 担当マネジャーの河邊ふくゑ氏は、「エンジニアのロールによりどのようなスキルが必要で、その深さはどれくらいであるべきかを十分にディスカッションして日本語版試験も作られています」と説明する。

 つまりグローバルの試験を単に翻訳しているだけではなく、試験を作る段階から日本のメンバーも参加している。そして、試験のための試験ではなく、エンジニアの視点で知っているべきことを盛り込んでいるのだ。

 「例えばタイムゾーンなどは、Oracle Databaseを日本だけで使っていればそれほど関心はないかもしれません。けれどもITシステムの今後のグローバル展開を考えれば必要だと判断し、試験には入れています。このように試験問題は、1問1問かなり細かく議論して作り上げています」(河邊氏)

オラクルユニバーシティ ビジネス推進部 担当マネジャー 河邊ふくゑ氏

 ORACLE MASTERは、案件要件に資格取得者数が入るようなこともある。データベースエンジニアのスキルを客観的に計る指標として、かなりIT業界で定着している。

 またエンジニアの間でも、Platinumを持っていれば一目置かれる存在となるのは事実だ。さらに最近は日本においても、エンドユーザー企業のエンジニアがコストと手間をかけ、Platinumを取得する例が増えている。Platinumを持っているエンジニアがエンドユーザー側にいれば、それに対応するSI企業側でも十分な体制で臨むことにつながりそうだ。

 Platinumの試験についても、今後新制度に合わせ更新されることになるだろう。

 企業のデジタル変革では、データを活用して新たなビジネス価値を生み出す必要がある。データを活用するプラットフォームがOracle Databaseであり、それを最大限に活用できるようにするための高いスキルを持ったデータベースエンジニアの需要は、まだまだかなり高いだろう。

 「ORACLE MASTERにチャレンジすることで、自身のスキルの棚卸しにもなります。その上で外部からもスキルの可視化ができるようになります」と河邊氏。ORACLE MASTERを取得することで確実にスキルを向上させ、新しいデジタル変革の時代にビジネス現場で活躍できるデータベースエンジニアがもっと増えてほしい、とも話していた。

※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。


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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2020年3月31日

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