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» 2020年04月07日 05時00分 公開

企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(71):英語版のWindows 10/Officeアプリを簡単に日本語化する方法

WindowsやOfficeアプリなど、Microsoftのソフトウェア製品はかなり以前から国際化対応が行われており、ユーザーの好みの言語環境を後から追加して変更できるようになっています。今回は、英語版Windows 10と英語版Officeアプリケーションを再インストールすることなく、日本語(またはその他の言語)化する手順を紹介します。

[山市良,テクニカルライター]

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企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内

デスクトップ環境の他/多言語対応とは

 Windows OSと「Microsoft Office」アプリケーションは、「英語(米国)」(en-us)版をベースとしたシングルイメージで開発されており、その上に表示言語や入力言語、タイムゾーン、システムロケール、特定の国や地域向けの機能など、国際化対応が行われています。

 Windowsは内部的にはUnicode(UTF-16LE)を採用していますが、「英語(米国)」(en-us)や「日本語(日本)」(ja-jp)といったシステムロケールは、Unicodeに対応していないプログラムの言語環境などを決定します。例えば、コマンドプロンプトやWindows PowerShellウィンドウの既定のコードページなどです。

 通常、日本国内の企業や個人は、日本語にローカライズされたWindowsやOfficeアプリ、その他のアプリケーションをPCにインストールして使用することになりますが、その他の言語にローカライズされた環境であっても、比較的簡単に日本語化して対応できます。例えば、次のような状況やニーズがある場合、英語版の環境にOSやアプリケーションを再インストールすることなく、日本語対応が可能です。

  • 外資系の企業で英語版のWindows PCが貸与された
  • 外国人従業員に対して母国語を利用可能な環境を専用/共用PCに用意したい
  • クラウド上の定義済み仮想マシンイメージを使用して、できるだけ早く準備したい

 国際的にビジネスを展開している企業の場合、1つ目と2つ目の状況やニーズは決して珍しいことではないでしょう。3つ目については、少し説明が必要かもしれません。

 Microsoftは以前、WindowsデスクトップOSをクラウド上の仮想マシンとしてデプロイし、実行することを許可していませんでした。2018年8月1日以降、ボリュームライセンスのWindows 10 Enterprise E3/E5 per Userなど一部のライセンス契約において、「Windows 10マルチテナントホスティング」の権利として、Microsoft Azureまたは認定クラウドにWindows 10 バージョン1703以降のProまたはEnterpriseエディションをデプロイできるようになりました(Azure AD参加などその他の要件もあります)。

 また現在では、Windows 10 Enterprise E3/E5、Windows 10 VDA(Virtual Desktop Access)、Microsoft 365 E3/E5などのライセンス所有者は、Azureの「Windows Virtual Desktop」サービスでシングルセッションまたはマルチセッションのWindows 10 Enterpriseにアクセスできます。詳細なライセンス条件については、最新の「製品条項(PT)」にある「Windows 10マルチテナントホスティング」や「Windows Virtual Desktop」の項で確認することができます。

 Azure Marketplaceには、Azure上に簡単にデプロイできるWindows 10イメージ「Microsoft Windows 10」やWindows Virtual Desktop向けの「Microsoft Windows 10+Office 365 ProPlus」のイメージが用意されていますが、これらのイメージは英語版の環境です。

 そのため、日本語を完全にサポートするには、通常、日本語版のカスタムイメージを作成してAzureにアップロードします。しかしながら、後から多言語に対応可能な仮想マシンをユーザー個人専用に提供するなど、利用シナリオによってはAzure Marketplaceの英語版イメージをそのまま使用する方が手っ取り早いことがあります。その際に、今回の内容が役に立つでしょう。

 なお、今回紹介する作業は、構築済みの「Windows 10」と「Office 365 ProPlus」の環境にサインインするユーザーが、「ローカル管理者」(Administratorsローカルグループのメンバー)の権限を持つ(または権限を持つアカウントの資格情報を利用できる)ことを前提としています(画面1)。

画面1 画面1 既にWindows 10英語版およびOffice 365 ProPlus英語版がインストール済みの環境を日本語化する

 Windowsの表示言語の変更は「Settings(設定)」アプリや「Microsoft Store」を通じて一般ユーザーの権限でも可能ですが、完全に日本語化するには、ローカル管理者の権限が必要です。

英語版Windows 10の表示/入力言語を日本語化する

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