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» 2020年04月13日 05時00分 公開

Microsoft Azure最新機能フォローアップ(105):Azure仮想ネットワークのIPv6対応およびAzureスポットVMの一般提供開始

2019年4月からパブリックプレビューとして提供されていた、「Azure仮想ネットワーク」におけるIPv4/IPv6デュアルスタック対応が、全てのAzureパブリックリージョンで正式版になりました。また、2019年12月からパブリックプレビューとして提供されてきた「AzureスポットVM」の一般提供も開始されました。

[山市良,テクニカルライター]

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Azure仮想ネットワークが正式にIPv4/IPv6デュアルスタック対応に

 「Azure仮想ネットワーク(Azure Virtual Network、Azure VNet)」は、Azure仮想マシン(Azure VM)にプライベートなIPサブネットとインターネットへの接続性、インターネットへのアプリケーションの公開、オンプレミスとの仮想プライベートネットワーク(VPN)接続などの機能を提供する、ネットワーク基盤サービスです。

 従来、Azure仮想ネットワークのサブネットはIPv4専用であり、IPv4のアドレス空間の定義とルーティングが可能でした。2019年4月からは従来のIPv4専用に加えて、IPv4/IPv6のデュアルスタックに対応した機能がパブリックプレビューとして評価やテスト用向けに提供されてきましたが、2020年4月初めに一般提供となり、Azureの全てのパブリッククラウドにおいて、運用環境への導入および既存のAzure仮想ネットワークへのIPv6サポートの追加が可能になりました。

 具体的には、Azure仮想ネットワークでのIPv6プレフィックスによるユーザー定義のアドレス空間の構成とIPv6サブネットの作成(画面1)、Azure仮想ネットワークから外部へのIPv6の通信やルーティング、「ネットワークロードバランサー(Network Load Balancer、NLB)」を使用したアプリケーションのIPv6エンドポイントの負荷分散(画面2)、「ネットワークセキュリティグループ(Network Security Group)」におけるIPv6規則によるリソース保護(画面3)、「DDoS保護プラン(DDoS protection plan)」のパブリックIPv6エンドポイントへの拡張などです。

画面1 画面1 Azure仮想ネットワークは従来のIPv4アドレスに加えて、IPv6のアドレス空間の定義とサブネットの作成に正式対応
画面2 画面2 ネットワークロードバランサーにIPv6アドレスを割り当て、IPv6トラフィックを負荷分散できるように。「Basic SKU」は動的な、「Standard SKU」は静的なパブリックIPv4/IPv6アドレスの割り当てに対応
画面3 画面3 ネットワークセキュリティグループでは、ソースIPアドレスや宛先IPアドレスにIPv6アドレスやIPv6サフィックスを定義して、IPv6トラフィックの受信や送信を制御できるようになった

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