連載
» 2020年10月30日 05時00分 公開

Microsoft Azure最新機能フォローアップ(125):AzureでWindows 10/Windows Serverの「バージョン20H2」イメージが利用可能に

2020年10月20日(米国時間)、MicrosoftはWindows 10の最新バージョン「Windows 10 バージョン20H2(October 2020 Update)」を正式にリリースしました。半期チャネル(SAC)のWindows Serverでも同日、「Windows Server, version 20H2」がリリースされています。Azureでもこれら最新OSへの対応が始まりました。

[山市良,テクニカルライター]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

Azure Marketplaceでのバージョン20H2対応状況

 Azure Marketplaceでは「Windows 10 バージョン20H2(October 2020 Update)」が正式にリリースされた翌日、「Microsoft Windows 10」イメージで「バージョン20H2」オプションが利用可能になりました。

 このイメージは、ボリュームライセンス契約下でのデプロイが許諾されるもので、Azure仮想マシンにデプロイしたり、「Windows Virtual Desktop」用のカスタムイメージを構築したりするのに利用できます(画面1)。

画面1 画面1 「Microsoft Windows 10」イメージのオプションに最新の「バージョン20H2」が追加された

 「Visual Studioサブスクリプション」(旧称、MSDNサブスクリプション)向けの「Windows Client」オプションの一つである「Windows 10 Enterprise N(x64)」については、2020年10月時点では「バージョン2004」ベースのイメージでした。

 半期チャネル(SAC)のWindows Serverは、Azure Marketplaceでは「Windows Server」のオプションの一つとしてコンテナホスト向けに定義済みイメージが提供されています。こちらもリリースの翌日には「[smalldisk]Windows Server, version 20H2 with Containers」が利用可能になっています(画面2)。

画面2 画面2 「Windows Server」イメージのオプションでも「[smalldisk]Windows Server, version 20H2 with Containers」が利用可能

 このWindows Server, version 20H2ベースのイメージには「Docker Enterprise 3.1(Engine 19.03.12)」が定義済みであり、最新のベースOSイメージのWindowsコンテナを「プロセス分離モード」で、以前のバージョンのベースOSイメージを「Hyper-V分離モード(Hyper-Vコンテナ)」で実行できます。また、最初からWindows Server CoreとNano Serverの最新のベースOSイメージ(OSビルド19402.572)が取得済みとなっています(画面3)。

画面3 画面3 「[smalldisk]Windows Server, version 20H2 with Containers」からデプロイしたWindowsコンテナ用のコンテナホスト環境。バージョン20H2を示すタグは「2009」であることに注意

 Server CoreベースのWindows Server, version 20H2は、OSのバージョン情報として「20H2」を提供しません。「Get-ComputerInfo」コマンドレットで取得できるのは、WindowsVersionの値「2009」です。毎月の品質更新プログラムの名称は「20H2」と「2009」のいずれかで提供されます。

 また、WindowsコンテナのベースOSイメージが説明されているDocker Hubのページには、SACの最新バージョンを示すタグが「20H2」であるように記述されていますが(例、docker pull mcr.microsoft.com/windows/nanoserver:20H2)、筆者が確認した時点ではこのタグは使用できず、タグ「2009」で指定する必要がありました。将来、タグ「20H2」が追加される可能性はありますが、これらのベースOSイメージから構築した他の公式イメージ(インターネットインフォメーシンサービス《IIS》や.NET Coreなど)を使用する際も、最新バージョンを示すタグ名に注意してください。

Azureのコンテナ関連サービスは未対応

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。