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» 2020年10月29日 10時00分 公開

オフィスのWi-Fi環境やビデオ会議をもっと快適に:中堅・中小企業に最適化されたCatalyst 1000は「検討する価値のあるスイッチ」

COVID-19を受けてオフィスの在り方が問われている今、有線LANスイッチの役割はどう変わるのか。有線LANスイッチを買い替えたい人は、製品をどう選べばいいのか。

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、大企業だけでなく中小企業でもオフィスの役割を変えようとする動きが見え始めている。その動きもさまざまで、オフィス自体を縮小することを考え始めた企業がある一方、オフィスをコミュニケーションの場へ変えていこうという取り組みも見られる。こうした変化は、オフィスにおけるLANの在り方に、どのような変化をもたらすのだろうか。

 シスコシステムズ(以下、シスコ)の中元 聡氏(APJCアーキテクチャセールスビジネス開発担当)はオフィスの変化について次のように話す。

 「従来のように机をつないで『島』を作り、一人一人が決まった席に座るような構成を減らす動きがみえる。フリーアドレスにして距離を保って座るといった構成への移行が進んでいる。ネットワークでいえば、ビデオ会議を各人で日常的に使うようになったため、より安定した帯域が求められるようになった」

 このようなオフィスの役割の変化を踏まえ、LANスイッチの買い替えを考える中小企業に対し、「オフィス環境がワンランクアップするスイッチ」としてシスコが薦めているのが「Cisco Catalyst 1000シリーズ」(以下、Catalyst 1000)だ。中元氏によると、「大ヒットした『Cisco Catalyst 2960-Lシリーズ』(以下、Catalyst 2960-L)の乗り換え先としても適している」という。その魅力とは何か。

安心できるシスコの製品が最新のオフィス環境に対応

 実は最近、シスコのスイッチ製品のブランド統一が進んでいて、これまでの利用者にとっては型番が分かりにくいという話がある。従来「Catalyst」の2000番台、3000番台だったものが今は9000番台になっており、Catalyst 2960-Lおよび2960-Plusは、Catalyst 1000となっている。

画像 Cisco Catalyst 1000の外観

 Cisco Catalystはエンタープライズ向けスイッチとして「安定・信頼のCatalyst」と評価されてきた製品群だ。ネットワーキングで実績のあるOS「Cisco IOS」(Cisco Internetworking Operating System)で動作し、部品数を極力減らすなどして堅牢(けんろう)性を高めている。ただ「高性能な分、使うにはスキルが必要で価格はやや高い」というイメージがあるかもしれない。そこで、中堅・中小企業でも利用できる製品として少ポート、使い勝手、低価格を追求したのがCatalyst 2960-Lだった。

 Catalyst 2960-Lの発売は2016年と約4年前のため、当時と今とでは、スイッチに求められる機能や性能は変化している。もちろん、昨今の「ウィズコロナ」「ニューノーマル」といったキーワードが示すように、働き方自体が変化していることも影響がある。Catalyst 1000シリーズは、これらのさまざまな変化に対応するための機能が拡張されている。

無線LANアクセスポイント増設ニーズに対応するPoE給電

 Catalystは24ポートと48ポートの製品がスタンダードだったが、日本の中堅・中小企業にはオーバースペックだった。そのため2960-Lでは8ポートと16ポートのモデルがラインアップに追加された。Catalyst 1000もこれらの少ポート製品のラインアップを継続している。

 筐体としても小さく、デスク脇に置くことも想定しているため、ファンレスの静音設計になっている(24ポートモデルでも、一部ファンレスのものがある)。ファンがないということは、壊れやすい部品が1つ少ないということ。さらには「ファンが不要なくらい発熱が少ない」ことを意味する。

 Catalyst 2960-Lには、データ通信のみのモデル以外にPoE(Power over Ethernet)モデルがあったが、Catalyst 1000になってPoEの給電容量を大幅に増やしたモデルが追加されている。シスコの平野晃章氏(エンタープライズネットワーキング事業 シニアプロダクトマネージャー)は、次のように言う。

 「従来モデルは、8ポートであれば給電容量は67W。15.4WのPoEを4ポート、もしくは30Wの『PoE+』(Power over Ethernet プラス)を2ポート提供する。実は日本ではPoEの普及率が海外に比べて低く、4年前はこれで十分だった」

 ただ、昨今はデスクトップPCではなくノートPCが主流となり、タブレットなどのスマートデバイスの利用も増えた。オフィス内でWi-Fiの利用が非常に多くなっていると平野氏は語る。

 「無線LANアクセスポイントをスイッチにつないで、PoEで給電するケースがかなり増えてきた。アクセスポイントの一般的な消費電力は30W。8ポートの従来モデルでは2台しかつなげない。不足する場合は『Cisco Aironet パワー インジェクタ』という給電専用製品を組み合わせることで対応してきたが、これでは使い勝手が悪いので、Catalyst 1000は給電容量を2倍にしたモデルを追加した。8ポートモデルで給電容量が120W、30WのPoE+を4ポート提供する。従来通りの容量モデルに、『FP』(Full PoE)という型番のついたモデルをラインアップに追加している」

 UTPケーブルの最大伝送距離が約100メートルなので、干渉しない距離で4台のアクセスポイントを設置すれば、1台の8ポートスイッチでそれなりの広さのオフィスをカバーできる。他に機器を追加する必要もなく、管理もしやすい。

 アクセスポイントの電力をスイッチからのPoEで給電する場合、電力が止まることによる通信断にも注意が必要になる。一般的には、PoEを提供しているスイッチを再起動する際、電力供給が一旦途絶えるためアクセスポイントもダウンする。スイッチが再起動し、PoEからの給電が再開されてから、アクセスポイントも起動するという流れだ。その間通信が途絶えることになり、場合によってはかなりクリティカルな事態となる。

 Catalyst 1000シリーズは「Perpetual PoE」という機能を提供している。これは、スイッチの再起動時にPoEの給電を停止しない仕組みだ。通信断はスイッチが再起動する一瞬のみとなる。

ビデオ会議にも安定した帯域を提供できる10Gアップリンク

 平野氏は「現在は4年前に比べ、通信容量を増やしたい、10Gスイッチを使いたいという要望が急増している。ビデオ会議などでデータトラフィックが非常に増えているという背景がある」と話す。

 スタンダードなサイズである24、48ポートは10Gアップリンク対応モデルがラインアップに追加されている。「Trustworthy」と記述されているのはOSの改ざん(情報を抜き取るためのバックドアを設置する工作など)がないことを確認して保証するセキュリティ機能。「Bluetooth」はスイッチの管理や設定をタブレットから行う場合などの接続用だ。従来はハイエンド機に搭載されていた機能が、エントリーモデルのCatalyst 1000にも搭載されている。

画像 Catalyst 1000のさまざまな特徴

 ソフトウェア的には、Cisco IOSで動作するアクセススイッチ(エッジスイッチ)だ。これまで2960-Lを使ってきたが、無線アクセスポイントを増やしたいという場合は、そのままCatalyst 1000と入れ替えればいい。スイッチ機能としては「一般的なL2スイッチとして十分な機能」(平野氏)で、L2でネットワークを切り分けるVLAN(仮想LAN)の他、一部ルーティングの機能もサポートしている。つまり、単純なダムハブではなく「財務系など他の部署にはアクセスさせたくないネットワークはスタティックルーティングで切り分けて分離できる」(平野氏)、よりインテリジェントなスイッチということだ。

GUI管理ツールの提供と複数台の一括管理

 エンタープライズの大規模ネットワークでCatalystを使っているユーザーは、CLI(Command Line Interface)で一括管理しているケースが多く、使い慣れている場合はそのままでいいだろう。ただし、中堅・中小企業ではそれが運用のハードルを上げてしまう。そこでCatalyst 1000はWeb GUI(Web Graphical User Interface)で設定や管理をできるようにしている。

画像 Web GUIによる簡単設定・管理

 文字だけでさまざまな設定をするのに比べて、GUIで設定していくのであれば親しみやすく分かりやすい。L2スイッチだけならわざわざGUIで設定するまでもないと思うかもしれないが、同じツールで無線LANの設定もできるので使い勝手はかなりいい。設定のための接続がBluetoothでつながるというのも、使い慣れない人には便利だろう。画面はもちろん日本語対応済みだ。

 複数台のスイッチを利用している場合には、それぞれスイッチごとに設定していくのは面倒だし、ミスの原因にもなる。その場合は、複数台のスイッチを1台のスイッチとして管理できる機能がある。アップリンクのポート同士をイーサネットケーブルでつないでスタックする機能で、最大8台までを1つのIPで管理できる。これにより、オフィスに置かれる複数の「島ハブ」や、フロアごとのスイッチを1台のスイッチとして管理することも可能だ。

 一般的なスタッキングは、まとめて置いてある複数台のスイッチを1つの大きなスイッチに見せるというものだが、「スタックケーブルではなくUTPケーブルなので、最大100メートルまで伸ばせるという距離的なメリットがある」と平野氏は言う。

 その他、Catalyst 1000に新しく搭載された機能に「Dying Gasp」というものがある。これは電源ユニットなどの故障でスイッチが止まりそうだという時にそれを通知する機能だ。「知らないうちにスイッチが壊れてネットワークが切れていたということがないよう、電源の出力が閾値に近づいたら通知する仕組み」(平野氏)だという。

製品ラインアップとCisco Designed

 Catalyst 2960-Lは発売時、「世界が認める『品質』と『サポート』を『手軽な価格』で実感いただける、シスコの新しいラインアップ Cisco Startシリーズ」と銘打っていた。この中堅・中小向けブランドが、2020年6月に「Cisco Designed」へと進化した。Cisco Designedは、「コネクト」「コンピューティング」「コラボレーション」「セキュリティ」の4分野で製品とサービスを提供しているが、Catalyst 1000はコネクトの製品という位置付けだ。

 Catalyst 1000はCatalyst 2960-L同様に「市場想定価格で5万円台から購入できる」(平野氏)という。モデルの豊富さも特徴だ。全部で18機種あるので、自社の要件に合うものが見つかるだろう。

 オフィスのネットワークはWi-Fi化が進み、単純な島ハブではなくインテリジェントなスイッチが求められる時代になった今、壊れないからと古いスイッチを使い続けているのであれば、そろそろ新しいスイッチに買い換え時かもしれない。日本の中堅・中小企業に最適化されたCatalyst 1000は、検討してみる価値のある製品に仕上がっている。

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提供:シスコシステムズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2020年11月11日

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