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» 2020年11月16日 05時00分 公開

Tech TIPS:【リモートワーク自由自在】Windows 10でマイクが使えない、声が小さいときの原因と対策

ビデオ会議でマイクが使えなかったり、声が小さくて聞こえないと言われたりした場合の対処方法をまとめた。事前に確認しておき、ビデオ会議が開始されてから慌てないようにしておきたい。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]

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対象:Windows 10


Web会議で起こりがちなマイクトラブルを解消する Web会議で起こりがちなマイクトラブルを解消する
Web会議では「声が聞こえない」「声が小さい」といったマイクのトラブルが起こりがちだ。そのトラブルの原因と対策をまとめた。

 ビデオ会議(オンラインミーティング)の際、相手から「声が聞こえない」「声が小さい」と言われたことはないだろうか。1対1であれば、「声が小さい」のであれば相手のスピーカーのボリュームを上げてもらえればいいが、複数人での会議となると、1人だけ声が小さい場合は大きな声で話すなどしなければならない。

 「声が聞こえない」「声が小さい」といった場合、Windows 10のマイクの設定に問題がある可能性が考えられる。そこで、本Tech TIPSでは、Windows 10のマイク設定について整理する。

ビデオ会議を始める前のチェック方法

 「声が小さい」は、相手側の設定などもあるため事前に把握するのは難しいが、ビデオ会議前にチェックすることで「声が聞こえない」は回避できる。

 ビデオ会議アプリには、マイクやスピーカー(ヘッドフォン)の動作を確認するためのテスト画面が用意されている。例えば、Zoomの場合、ホーム画面の右上の[歯車]アイコンをクリックし、[設定]画面を開き、左ペインの[オーディオ]を選択すると、右ペインの「マイク」欄に[マイクのテスト]ボタンがあるので、これをクリックしてからマイクに向かってしゃべると、しゃべった声が録音されて、その後に再生される。これで、マイクの状態が把握できる。

Zoomでマイクを確認する方法(1) Zoomでマイクを確認する方法(1)
Zoomを起動し、右上の[歯車]アイコンをクリックする。
Zoomでマイクを確認する方法(2) Zoomでマイクを確認する方法(2)
[設定]ダイアログが開くので、左ペインで[オーディオ]を選択する。右ペインの[マイクのテスト]ボタンをクリックして、マイクに向かって適当に話すと、その声が録音されて、再生される。再生された声を聞いてマイクの状態を確認すればよい。声が録音されないのであれば、マイクに何らかのトラブルが発生していることになる。

 他のWeb会議アプリでも、同様にマイクの状態が把握可能な機能が用意されているので、事前にマイクが有効かどうかの確認を行っておこう。

「声が聞こえない」場合のチェックポイント

 「声が聞こえない」場合のチェックすべきポイントを整理しよう。ソフトウェアの設定からマイク自体の問題まで幾つかチェックすべきポイントがある。

マイクがミュートでは聞こえません

 ビデオ会議で相手から「声が聞こえない」と指摘される最も多い原因は、マイクを「ミュート(入力を「オフ」にしている状態)」に設定していることだ。

 ビデオ会議アプリは、発言していない人のノイズを防ぐために、マイクをミュートにする機能を持っている。会議の参加中、発言者以外は「マイクをミュートにする」というルールを設けているところもあるだろう。この状態で、話を始めても、当然ながら相手に声は届かない。ビデオ会議アプリによる「ミュート」は、相手からも状態が見えるので、だいたいの場合は、相手から「マイクがミュートになっている」という指摘があるはずだ。ビデオ会議アプリ上で、マイクのミュートを解除して、話を始めればいい。

マイクがミュートに設定されている マイクがミュートに設定されている
マイクがミュートになっていると、当然ながら相手に声は届かない。ミュートを解除するのを忘れることも多いので、話を始める前に[マイク]アイコンでミュートになっていないことを確認する習慣をつけるとよい。

 ただ、ビデオ会議アプリの機能ではなく、Windows 10やマイク自体で、マイクを無効化していたり、ミュートに設定していたりすると、相手からは状態が把握できない。会議を開始する前に、マイクが無効化されていないか、ミュートになっていないかを確認しておこう。特にマイク自体にミュート機能やボリューム機能を持つ外付けマイクの場合は、Windows 10やビデオ会議アプリから状態の把握ができないので、Windows 10やビデオ会議アプリだけでなく、マイクを使えるようにした上で動作を確認しておこう。

Windows 10の設定でマイクを無効にしている Windows 10の設定でマイクを無効にしている
何らかの理由でマイクを無効にしていると、Web会議アプリの[マイク]アイコンでは判別できないことがある。

マイクが接続されていない?

 ノートPCでは、ライン入力がヘッドフォン端子と統合されており、1つの端子でヘッドフォンとマイクの両方が利用できる。最近では、スマートフォン向けのマイク付きの有線型ヘッドフォン(ヘッドセット)が比較的安価で販売されており、これを使うことで、ヘッドフォンとマイクの両方が利用できる(1つの端子でヘッドフォンとマイクの両方が接続できる)。ただ、ヘッドフォン端子をしっかりと差さないと、マイクが接続されないことがある。Web会議アプリでマイクが機能していないようだった場合、一度、端子を抜いて、しっかりと差し直してみるとよい。

 デスクトップPCの場合、マイクをマイク入力(通常はピンク色の端子)以外に差していないかどうかも確認しよう。

マイクの接続端子に注意 マイクの接続端子に注意
デスクトップPCでは、オーディオインタフェースとして複数の入力端子が用意されている。マイクは、ピンク色の端子なので、必ずこれに接続する。

Bluetoothの接続状態を確認する

 Bluetoothでヘッドセットを接続している場合、ペアリングが正しく行われているか確認しよう。ヘッドセットの場合、[Windowsの設定]アプリの[デバイス]−[Bluetoothとその他のデバイス]画面を開き、右ペインの「オーディオ」欄でペアリングされている該当デバイスの名称の下を確認する。

 ここが「音声、音楽に接続済み」の場合、マイクが利用可能だ。しかし、「音楽に接続済み」である場合は、マイクが認識されていないためマイクが利用できない。ペアリングをやり直すなどして、「音声、音楽に接続済み」になるようにする。

Bluetooth接続のヘッドセットはペアリングに注意 Bluetooth接続のヘッドセットはペアリングに注意
[Windowsの設定]アプリの[デバイス]−[Bluetoothとその他のデバイス]画面を開き、右ペインの「オーディオ」欄でペアリングされているデバイスの下にペアリングの状態が示される。ここが「音声、音楽に接続済み」であることを確認する。

 ただ、Bluetoothは無線を利用するため、マイクが利用できない場合の原因が分かりにくい。例えば電波状態によっては音声が途切れたり、ペアリングが解消されたりすることがある。またマルチペアリングに対応していないヘッドセットだと、スマートフォンなど別の親機とペアリングすると、元のPCとのペアリングが解消されてしまう。

マイクが他のアプリで使われている

 他のアプリでマイクを利用していてそのままにしていると、新たに起動したWeb会議アプリではマイクが使えないことがある。他のWeb会議アプリなどが起動していないかどうか確認し、もし起動しているようならば終了しておく。

「声が小さい」場合のチェックポイント

 複数人の会議で、自分だけが「声が小さい」と言われた場合、仕方ないので大きな声で話すようにしている人が多いのではないだろうか。実は、Windows 10の設定などを見直すことで、改善できる可能性がある。チェックすべきポイントを解説しよう。

マイクのボリュームが小さくない?

 最初にマイクのボリュームが適正になっているか確認しよう。

 [Windowsの設定]アプリの[システム]−[サウンド]画面を開き、「入力」欄の「マイクのテスト」を見ながら、マイクに向かって何か普通に話してみよう。「マイクのテスト」のインジケーターが振り切れることなく、広い範囲で動いているのであれば、マイクのボリュームは適正だ。インジケーターが左側の狭い範囲しか動かないのであれば、ボリュームが小さいため、相手に声が届かない可能性がある。逆に振り切れるようならば、ボリュームが大き過ぎる。

最適なマイクのボリュームを調べる(1) 最適なマイクのボリュームを調べる(1)
[Windowsの設定]アプリの[システム]−[サウンド]画面を開き、「入力」欄のマイクテストのインジケーターを確認する。マイクに向かって話して、このインジケーターの振れ幅を見る。インジケーターが振り切れず、振れ幅も十分にある場合が適正なマイクのボリュームだ。
最適なマイクのボリュームを調べる(2) 最適なマイクのボリュームを調べる(2)
インジケーターの振れ幅が狭い場合は、マイクのボリュームが小さ過ぎる。このような場合は、相手側から「声が小さい」といわれてしまう。
最適なマイクのボリュームを調べる(3) 最適なマイクのボリュームを調べる(3)
インジケーターが振り切れてしまう場合は、マイクのボリュームが大き過ぎる。相手側で「声が大きい」と言われたり、音が割れて聞きにくかったりする。

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