Microsoftは2021年2月23日(米国時間)、Azure Marketplaceにおいて「プライベートマーケットプレース(Private Marketplace)」の一般提供を開始しました。Azureサブスクリプション管理者は、プライベートマーケットプレースを有効化することで、Microsoft以外から提供されるアプリやサービスの購入承認を簡素化、ルール化できます。
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Azure Marketplaceでは、Microsoftやパートナー企業が提供する、業界をリードする数千ものアプリやサービスを、Microsoft Azure上で最適化された「認定済みのオファー」として提供しています。Azure Marketplaceの一部として新たに利用可能になった「プライベートマーケットプレース」は、Azureサブスクリプションを利用する企業において、デプロイ可能なアプリ/サービスとして承認したものを簡単に検索、デプロイできるように1カ所にまとめた場所になります(画面1)。
Azureサブスクリプションの管理者は、アプリやアプリの特定のプランを承認してプライベートマーケットプレースに登録し、サブスクリプションの会社の従業員に公開することができます。従業員は、事前に承認されたアプリ/サービスを一覧から簡単に購入したり、デプロイしたりできます。事前承認されていないアプリ/サービスを購入したり、デプロイしたりすることはできませんが、管理者に対して簡単に追加承認を要求することができます(画面2、画面3)。
なお、Microsoftのオファーについてはプライベートマーケットプレースの対象外であり、全て承認されます。Azureの消費コミットメント(Microsoft Azure Consumption Commitment、MACC)のみで利用したい場合は、空の、あるいは無料のアプリのみを含むプライベートマーケットプレースを有効にすることで、従業員による不適切な購入を防止することができます。
プライベートマーケットプレースには、Azureポータルの「Marketplace」のトップに追加された「プライベートマーケットプレース」からアクセスできます。ただし、プライベートマーケットプレースは既定では「無効」になっているため、利用するにはプライベートマーケットプレースを作成する必要があります。
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