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» 2021年03月29日 05時00分 公開

5分で分かる人工知能(AI)5分で分かるシリーズ(1/5 ページ)

人工知能をビジネスで活用したい人に向け、最新技術情報に基づき、人工知能の概要、注目される理由、歴史と課題、できること、次の一歩を踏み出すための参考情報を、5分で読めるコンパクトな内容で紹介する。

[一色政彦,デジタルアドバンテージ]

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「5分で分かるシリーズ」のインデックス

連載目次

1分 ―― 人工知能 (AI:Artificial Intelligence)とは

ぶちょーでも分かるAI

 人工知能というと、映画でよく見られるようにコンピュータやロボットなどの頭脳を思い浮かべるでしょう。広義には、その認識で間違いありません。より技術的に表現するなら、人工知能AI)とは、人間が行う「知的活動」をコンピュータプログラムとして実現することです。知的活動とは、頭(厳密には脳)で考えて実行する活動全般のことです。例えば「絵を描く」「言葉を認識する」「ゲームをする」など、あらゆる人間の行動がこれに当てはまります(図1)。

図1 人工知能(AI)とは 図1 人工知能(AI)とは

人工知能(AI)の実現レベルと現状

 先ほど「広義には」と注意書きをした理由は、現時点で人間の頭脳のような汎用(はんよう)的なAI(AGI:Artificial General Intelligence)はいまだに完成していないからです。現時点で実現しているAIは全て、用途が限定される、つまり基本的に1つの知的活動を専門に行う特化型のAIです。例えば「絵を描く」「言葉を認識する」「ゲームをする」の全てができる汎用型AIではなく、「絵を描く」AIや、「言葉を認識する」AI、「ゲームをする」AIというように個別の知的活動(タスク)を専門に行う特化型AIが今は開発されているというわけです。ちなみに汎用型AIと特化型AIは、哲学者ジョン・サールによって、

  • 強いAI=汎用型AI
  • 弱いAI=特化型AI

とも命名されています。

 もちろん汎用型AIを目指す研究は行われており、例えばその一つに世界モデルなどがあります。しかし依然として、特化型AIと比べて、汎用型AIはハードルが高く、その実現のめどは立っていません。

専門家による人工知能(AI)の定義

 基本的なAIの意味は上記の通りですが、厳密な定義文が存在するわけではありません。たとえ専門家であっても、人によってさまざまな定義がなされています。参考までに、13人のAI研究者による学術的な定義を表1に掲載しておきます。

表1 13人の専門家による人工知能(AI)の定義(2015年時点の情報)

目次

1分 ―― 人工知能(AI)とは

2分 ―― AIが注目される理由

3分 ―― AIの歴史と、現在の課題

4分 ―― 現在のAIができること

5分 ―― まとめと、次の一歩のための参考情報


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