Windows Server 2012 R2/System Center 2012 R2のすべて

Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2がリリースとなった。マイクロソフトは前モデルより開発形態を大きく変え、「Windows Azure」で培った技術やノウハウをこれらのサーバ製品へ還元。可用性や拡張性を大幅に改善し、同社が標榜する“真のハイブリッドクラウド”を目指している。その布石として、最新のWindows Server 2012 R2では仮想ストレージ機能が大幅に強化されたほか、System Center 2012 R2ではWindows Azureと同様のインターフェイスで管理できるようになり、さらにクラウドとの連携がシームレスになった。本特集では、よりクラウドとの親和性が増したWindows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2の魅力を紹介するとともに、旧バージョンからの移行メリットや効率性の向上などについても紹介・解説していく。

Pick Up! Windows Server 2012 R2/System Center 2012 R2

迫るWindows Server 2003終了の日:

Windows Server 2003の延長サポートが「2015年7月15日」で終了する。Windows Server 2003の利用用途は多岐にわたるが、その中でも数が多く、かつ、移行に手間がかかるのはアプリケーションサーバーだ。そこで稼働する業務アプリの移行を考慮すれば、すでに“待ったなし”の状況と言える。もし今から着手するのであれば、作業範囲は最小限に絞り極力リスクを抑えるべき。そのためにはWindows Server、IIS、.NET Frameworkなどが持つ「後方互換性」をフルに活用してほしい。

(2014年2月19日)
クラウドの知見をサーバーOSにフィードバック:

Windows Server 2012 R2がリリースされた。この最新サーバーOSは、マイクロソフトがクラウドサービス「Windows Azure」で得た技術の知見をわずか1年という短い期間で切り出し、オンプレミス環境下でも適用可能にしたものだ。R2のメリットとその使い方について、日本マイクロソフト Windows Server製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャーの岡本剛和氏、Publickey編集長の新野淳一氏が対談した。

(2013年10月21日)

Windows Server 2012 R2/System Center 2012 R2 パートナー

Hyper-V Recovery Managerの検証も開始:

Windowsプラットフォームの業務システムは、東京・石狩・大阪のDC拠点と組み合わせることで「止まらない」システムに生まれ変わる。Windowsプラットフォーム対応を強化するさくらインターネットのサービス展開状況を聞いた。

(2013年11月21日)
System Centerを通じたサーバの構成変更にも完全対応:

ネットワーク市場をけん引し、ブレードサーバ市場でもシェア上位となったシスコシステムズ。同社が目指すのは、「すべてが仮想化され、なおかつ状況に応じて柔軟に運用できる世界」だという。どのようにしてそれを実現するのか。

(2013年11月21日)
System Center 2012 導入支援Liteパッケージがさらにパワーアップ:

デルはマイクロソフトとの密接な協業体制の下、同社サーバ製品とSystem Centerと密に連携し、BIOSレベルでの詳細設定や運用自動化を実現している。また、ソリューションプロバイダとして導入支援パッケージにも注力している。

(2013年11月21日)
憧れのフラッシュストレージをWindows Serverで実現:

利用エリアが広がる分散ストレージ。アプライアンス製品が多数登場しているこの分野に、実はWindows Server 2012 R2がしっかり使える。IBMが注目するR2の新機能は、ファイルと記憶域サービスだ。

(2013年11月21日)
Windows Server 2012 R2/System Center 2012 R2のすべて:

日本CAでは、企業サーバー向けバックアップソフトとして「CA ARCserve」シリーズを展開。簡単なイメージバックアップから高度なレプリケーションまで、あらゆるデータ保護のニーズに応えている。Windows Server 2012 R2にも早急に対応し、Windows Server 2012対応時の機能強化に加えて、さらに手軽で高品質な機能を追加していく予定だ。

(2013年11月21日)
SDNと仮想化の“真”の統合管理を目指すなら:

NECは早くからSDNの実用化に取り組み、2011年3月には世界に先駆けてOpenFlowに対応した製品「UINVERGE PFシリーズ」を発売。多くの企業・団体にネットワーク仮想化環境を提供してきた。この「UINVERGE PFシリーズ」をマイクロソフトの「System Center 2012 R2」で管理し、サーバーとネットワークの統合管理環境を実現したのが「IaaS運用自動化ソリューション」だ。

(2013年11月21日)
リリースサイクル加速に最速で追従:

多くの新機能で注目を集めているWindows Server 2012 R2だが、マイクロソフトのパートナーがそれぞれ独自の強みを生かして提案している点も魅力の1つだ。日本HPの場合、運用管理の要となる2要件を重視している点が大きな特徴だ。

(2013年11月21日)
15年間、12万件以上のサポート実績を蓄積:

マイクロソフトの数あるパートナー企業の中でも、ホスピタリティの高いサポートやソリューション提案で定評のある日立製作所。同社はWindows Server 2012 R2をどう見ているのか?

(2013年11月21日)
クラウドバックアップとネットワーク仮想化に注力:

都市型データセンターを中心に展開するビットアイルでは、Hyper-Vを中心としたWindowsによるプライベートクラウド基盤の提供に力を入れている。同基盤では、データセンター事業者ならではのネットワーク回線の柔軟性やライセンス体系が強みだという。

(2013年11月21日)
3つのクラウド領域を進化させる富士通:

富士通は、2013年11月20日にマイクロソフトとの協業として、クラウド分野での戦略アライアンスを発表。このアライアンスで富士通とマイクロソフトは、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドの3領域で協業し、ハイブリッドクラウドを実現する新たな製品やサービスで顧客のニーズに迅速に応えていく。

(2013年11月21日)

Windows Server 2012 R2 関連記事

【徹底解説】Windows Server 2012 R2(4):

現在は、数年前では考えられないほどにワークスタイルが大きく変化している。今回はワークスタイルを変革するにあたり、Windows Server 2012 R2で得られるメリットを紹介する。

(2014年1月24日)
【徹底解説】Windows Server 2012 R2(3):

Windows Server 2012 R2には「Hyper-Vレプリカ」という機能が標準搭載されている。ほとんどの方は、DR(Disaster Recovery:災害復旧)対策用の機能と認識しているのではないだろうか。確かに、DR対策として非常に有効な機能だが、まったく別の用途もあるのだ。

(2013年12月20日)
Windows Server 2012 R2登場(4):

Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2の注目の新機能を中心に、BYODデバイスの視点から、これからのIT基盤の姿の一端を見る。ドメイン参加とは異なる「ワークプレース参加」で、社内リソースへアクセス可能だ。さらに、BYODデバイスとの間でファイルを同期できるワークフォルダー機能も提供する。

(2013年12月12日)
【徹底解説】Windows Server 2012 R2(2):

これまでの企業システムでは、ハードウェアベンダーが提供する専用ストレージを使用するのが定番だった。Windows Server 2012 R2ではWindows Server 2012で強化されたストレージ機能をさらに向上させ、それらの機能をフルに活用することで専用ストレージに代わる新たな選択肢の1つとして検討に値するまでなったといえる。今回はWindows Server 2012 R2でさらなる進化を遂げたストレージ機能を解説する。

(2013年12月10日)
【徹底解説】Windows Server 2012 R2(1):

マイクロソフトがビジョンとして掲げる「クラウドOS」。そのクラウドOSを具現化したサーバーOSが、Windows Server 2012 R2だ。では、クラウドOSとは何なのか。クラウドOSによってどのようなビジネスメリットがもたらされるのか。また、クラウドOSのコンセプトに沿って、IT基盤を構築し、サービスを提供、運用管理しようと考えた際には、何が必要になるのだろうか。

(2013年12月5日)
Windows Server 2012 R2登場(3):

ファイルサーバは、現在でも共同作業や業務データ保管の中心的な存在である。年々ファイルの種類・総数は増加し続けており、エンドユーザーは容量に加えアクセス性能も求めてきた。このような課題に対応するべくWindows Server 2012では、ファイルサービスの性能と可用性を向上させるさまざまな新機能が追加されている。

(2013年11月29日)
Windows Server 2012 R2登場(2):

「Hyper-V」は、OSのバージョンアップとともに、その機能性とスケーラビリティを拡張してきた。Windows Server 2012 R2では第2世代仮想マシンを導入して、最新のPC技術を取り込みセキュリティ面も強化した。可用性やサービス品質を向上させる機能も備える。

(2013年11月15日)
Windows Server 2012 R2登場(1):

2013年10月18日(日本時間17日)、Windowsの最新サーバOS「Windows Server 2012 R2」と統合管理ツール「System Center 2012 R2」が正式リリースとなった。前回のバージョンアップからまだ1年。この早いリリースサイクルは、ユーザーや管理者、開発者を少なからず動揺させているに違いない。本連載では、Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2の導入で、企業のIT環境やエンドユーザーの現場はどう変化するのか、新バージョンに実装された新機能を中心に探ってみる。

(2013年11月1日)
Windows Server 2012 R2時代のHyper-Vサーバ設計術:

仮想化が一般化した昨今のサーバ・システム。旧サーバの延命が目的だった数年前とは違い、最初から仮想環境上で動作させることを前提としたシステムが求められている。本連載では、Windows Server 2012 R2のHyper-Vをベースにして、今使える仮想化システムの技術トレンドや設計、機器の選択方法などについて解説する。第1回では、CPUとメモリのサイジングについて解説する。

(2013年8月22日)
Windows Server 2012 R2時代のHyper-Vサーバ設計術:

Windows Server 2012 R2のHyper-Vをベースにして、今使える仮想化システムの技術トレンドや設計、機器の選択方法などについて解説する設計ガイド。今回はHyper-Vの性能を引き出すストレージ技術のトレンドや機器選択ガイド、設計上の注意点などについて解説する。

(2013年9月26日)
Windows Server 2012クラウドジェネレーション:

次期Server OSであるWindows Server 2012 R2のプレビュー版の配布が開始された。仮想化機能などが強化された、その概要を解説する。

(2013年6月27日)
Windows Server 2012クラウドジェネレーション:

次期Server OSであるWindows Server 2012 R2のプレビュー版の機能解説の第2回。今回は、追加/削除された役割と機能についてまとめる。PowerShell 4.0の重要な新機能であるDSCについても解説する。

(2013年7月18日)
Windows Server 2012クラウドジェネレーション:

次期Server OSであるWindows Server 2012 R2のプレビュー版の機能解説の第3回。今回は、新しくなったHyper-Vの機能概要とUEFIサポートについてまとめる。UEFIのサポートにより、2Tbytes超のディスクからのブートやレガシー・フリーでオーバーヘッドの少ない仮想環境が実現されている。

(2013年8月8日)
Windows Server 2012クラウドジェネレーション:

次期Server OSであるWindows Server 2012 R2のプレビュー版の機能解説の第4回。今回は、SSDを活用するべく強化されたストレージ関連の新機能の概要などを解説。

(2013年9月12日)

System Center 2012 R2 関連記事

【徹底解剖】System Center 2012 R2(4):

今、企業内では多種多様なOS/デバイスが利用されている。ますます複雑化する企業システムの運用管理工数は増すばかり。そんなシステムは「System Center 2012 R2 Configuration Manager」に任せしてしまおう。

(2014年1月28日)
【徹底解剖】System Center 2012 R2(3):

「System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager」(SCVMM)で仮想化基盤を構築後は、この上に仮想マシンを展開して本格的にシステムを構築していくことになる。SCVMMでは仮想マシンの展開だけでなく、サービスやホストのベアメタル展開もサポートしている。

(2014年1月21日)
【徹底解剖】System Center 2012 R2(2):

クラウドを導入する上で、懸念材料の1つに「運用管理の煩雑化」を挙げる企業は多い。その懸念を払拭する運用管理ツールが「System Center 2012 R2」になる。今回はSystem Center 2012 R2でプライベートクラウドを構築する際のポイントを解説する。

(2013年12月19日)
【徹底解剖】System Center 2012 R2(1):

System Center 2012 R2は、Windows Server 2012 R2への対応とプライベートクラウドとパブリッククラウドを連携したハイブリッドクラウドへの対応強化が行われた最新の運用管理スイート製品である。企業においてはプライベートクラウドだけではなく、パブリッククラウドの利用も考慮する必要があり、両者のシームレスな連携は欠かせない。System Center 2012は、そうしたハイブリッドクラウド環境を効率よく運用管理するため、大幅にブラッシュアップされている。

(2013年12月6日)
一から知るSystem Center 2012と仮想化管理 Virtual Machine Manager:

仮想化や展開、稼働監視、データ保護、マルウェア対策など幅広く管理するマイクロソフト製ツールSystem Center 2012の概要を解説する。

(2012年9月20日)
一から知るSystem Center 2012と仮想化管理 Virtual Machine Manager:

Hyper-V単体でも仮想化環境は運用できる。では専用ツールであるSystem Center 2012 Virtual Machine Manager(SC2012VMM)の価値とは? 仮想マシンの作成手順を例に解説する。

(2012年11月8日)
一から知るSystem Center 2012と仮想化管理 Virtual Machine Manager:

仮想マシンの管理機能だけがVirtual Machine Manager(SC2012VMM)の価値ではない。仮想化システムを支えるホスト(物理マシン)も効率よく管理するSC2012VMMの新機能と、近くリリース予定のSC2012 Service Pack 1の新機能について解説する。

(2012年12月20日)
System Center 2012を試そう(1)

米マイクロソフトはSystem Center 2012を2012年4月に正式リリースした。日本でもこの製品の本格展開が始まり、ユーザーに向けた評価版ダウンロード提供も、5月11日に開始されている。本記事では、System Center 2012が最終的にどのような製品になっているのか、同製品のサーバ/データセンター管理機能の概要を紹介し、評価版をダウンロードして構成する手順についても示す。

(2012年5月29日)
System Center 2012を試そう(2)
(2012年6月19日)
System Center 2012を試そう(5):

「サービステンプレート」では何ができる? どう便利になる? 活用例を基に便利な機能、注意点を紹介する。

(2012年11月12日)

マイグレーション 関連記事

サポート終了迫る! Windows Server 2003からの乗り換え案内:

Windows Server 2003のサポート終了日「2015年7月」がいよいよ迫ってきた。現在Windows Server 2003を利用している企業は、新しいOSへの移行を本格的に検討する必要があるだろう。本稿では、Windows Server 2003から最新のWindows Server 2012 R2へ移行する理由やメリットについて取り上げる。

(2014年1月9日)

提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT編集部/掲載内容有効期限:2013年12月31日

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