ITmedia DX Summit Vol.4 DX実践の必須技術

結局、クラウドネイティブとは何か? なにをすることか?
コンテナ、マイクロサービス、サービスメッシュを収益向上に生かすには

DXトレンドが進展する中で、多数の事例が現れ始めたクラウドネイティブアプリ開発。単にリリースまでのリードタイムを短縮するだけではなく、具体的なビジネスの成果を収める例も着実に表れつつあります。しかし各種メディアが一部の事例をテクニカルキーワードを散りばめ華々しく紹介していることも受けて、言葉や技術が先行し、PoCで止まってしまう、全社的なビジネス、実利につながっていない例も増大しつつあるようです。

ではいったいどうすれば、“クラウドネイティブ”を収益・ブランド向上に生かすことができるのでしょうか? それ以前に、そもそもクラウドネイティブとは何なのでしょうか? なぜDX実践に不可欠なのでしょうか?

――本セミナーではクラウドネイティブの最前線で活躍するプロフェッショナルをゲストに招き、Kubernetes、Prometheus、Istio、Envoyなど魅力的なCNCFソフトウェアの名前が飛び交う中、見失いがちな「クラウドネイティブの本質」を明確化。実ビジネスにつながるDX時代の開発・運用の在り方を明確化します。

※一度のご登録で、会期中はどのセッションでも視聴いただけます。

Guest Speakers

【特別講演1】
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 インフラエンジニア
Kubernetes as a Service プロダクトオーナー
青山 真也

CyberAgentではGKE互換なコンテナプラットフォームのプロダクトオーナー、 Kubernetes/CloudNative 領域のDeveloper Expertsとして従事。国内カンファレンスでのKeynoteや海外カンファレンス等、登壇経験多数。世界で2番目にKubernetesの認定資格を取得。著書に『Kubernetes完全ガイド』『みんなのDocker/Kubernetes』。現在はOSSへのContribute活動をはじめ、Cloud Native Days TokyoのCo-chair、CNCF公式のCloud Native Meetup TokyoやKubernetes Meetup TokyoのOrganizerなどコミュニティ活動にも従事。
【特別講演2】
クリエーションライン株式会社
取締役 兼 CSO
鈴木 逸平

IT業界に20+年の経験を活かし、日米間の事業開発の専門家として、企業買収、事業提携、販売チャネル策定、等広く企業間のクロスボーダー役として活動。現在はクリエーションライン(株)のCSO(Chief Strategy Officer)として経営に参画、戦略的な事業策定に注力。アメリカ西海岸在住。
【特別講演3】
株式会社リクルート
プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 エンジニアリング室 プロダクティビティエンジニアリング部 クラウドアーキテクトグループ
藤原 涼馬

ユーザー系SIerでのシステムの性能分析系技術を中心としたR&D業務を経て2016年から現職。現在は主に、リクルートグループにおけるコンテナ仮想化・パブリッククラウド活用を中心とした先進アーキテクチャの設計・事業装着・運用に従事。コンテナ管理ツール「Rancher」のコミュニティ(Rancher JP)のコアメンバーも務める。著書に『RancherによるKubernetes活用完全ガイド』。他、Cloud Native Days Tokyo 2019およびJapan Container Days v18.12セッションスピーカーなど。

プログラム -Day1- 6月23日

14:00〜14:45
特別講演1

結局「クラウドネイティブ」とは何か? 何をすることか?
〜Kubernetesが必要な理由、不要な理由〜

ビジネスに一層のスピードと柔軟性が求められている中、多大な注目を集めている「クラウドネイティブ」。「回復力」「管理性」「復元力」「自動化」「疎結合」などCNCFの定義こそある程度浸透したものの、いまだ大方にとって「コンテナやKubernetes、マイクロサービスを使うこと」といった曖昧なイメージに包まれているのも事実です。しかし今の経営環境を見れば、もはや“言葉先行”のままでは許されない状況になっているのは明らか。では具体的に、クラウドネイティブとは何を目指し、何をすることなのでしょうか? ――この問いかけに、「クラウドネイティブは、決まったゴールではありません」と語るサイバーエージェント 青山氏の真意とは? 今必要な開発とVM時代の開発の違い、Kubernetesの導入基準、パブリッククラウドとの共存と棲み分け、プロジェクト推進の鉄則など“知りたかったポイント”を凝縮。クラウドネイティブの本質が分かる必見の45分です。

株式会社サイバーエージェント AI事業本部 インフラエンジニア
Kubernetes as a Service プロダクトオーナー
青山 真也 氏

14:50〜15:30
セッション1

セキュリティから見た
クラウドネイティブアーキテクチャ移行の優位点とは

多くの企業では戦略的にクラウドネイティブアーキテクチャを採用するところも増え、それに伴いこれまでのセキュリティの考え方もクラウドネイティブ特有の対応が必要と考えています。CI/CDによる開発、リリースの自動化に合わせて、セキュリティチェックも機械化、自動化を可能にするPrisma Cloudに関してご説明いたします。

パロアルトネットワークス株式会社
パブリッククラウドセキュリティ クラウドセキュリティスペシャリスト
泉 篤彦 氏

15:35〜16:15
セッション2

DevOps x DataOpsが企業の環境適応力を強化し
DXを加速する

多くの企業が想定しなかった局面に戸惑い逡巡しています。企業が不測の事態に迅速かつ柔軟に対応するためには、業務の迅速な変更を実現するDevOpsに加え、そのフィードバックを素早く分析し、業務へフィードバックをすることが不可欠です。さらにAIを業務に活用し、自動化、最適化を図っていくことも必要です。そのためには、DevOpsなアプリケーション開発と共に、DataOpsなデータ活用環境を構築し、データのシームレスな流れを実現し、MLOpsによるAIの業務への素早い適用をする必要があります。さまざまな環境に存在するあらゆるアプリケーションのデータのアジャイルな分析を可能にするデータ&分析基盤IBM Cloud Pak for Dataが、企業の環境適応力を強化します。

日本アイ・ビー・エム株式会社
クラウド & コグニティブ・ソフトウェア事業本部 IBM Data and AI 事業部 アナリティクス・アーキテクト
岡口 純子 氏

16:20〜17:00
セッション3

DX実現にむけて
エンタープライズ企業に必要な3つの転換とは

DX実現には、クラウドネイティブ企業とは異なるエンタープライズ企業だからこその難しさがあります。本講演では、DX実現にむけて、エンタープライズ企業が乗り越えなければいけない課題とその解決にむけ必要となるアプローチについて、技術、プロセス、データの視点で解説し、マイクロサービス・コンテナへの取り組み方、ハイブリッドクラウド時代の運用のあるべき姿について、事例を交えてご紹介します。

株式会社オージス総研
プラットフォームサービス本部 クラウド基盤ソリューション部 リーダー
秋葉 洋毅 氏

プログラム -Day2- 6月24日

Day1のセッションを全てアーカイブ配信
※会期後は配信終了いたします。ぜひ会期中に視聴ください

14:00〜14:45
特別講演2

競争参加の前提条件は「スピード」――
クラウドネイティブが、全ての企業に求められる理由

DXトレンドを背景に、経営環境変化は加速し、「いかにニーズの変化に迅速・柔軟に対応するか」が競争を勝ち抜く一大要件となっています。加えて、パンデミック情勢下にあり景気悪化も指摘されている今、もはや従来のやり方のままではビジネスを加速させることは難しくなったと言ってもいいでしょう。今、企業には“一層のスピードと変化対応力”が強く求められているのです。では具体的に、企業はどのようなアクションを起こせばよいのでしょうか?「内製化」が難しい中でも主体的にITをコントロールし、スピードと変化対応力を身に付けるためには一体何が必要なのでしょうか?――多数の企業の支援実績を持つクリエーションライン 鈴木逸平氏に、伝統的企業におけるクラウドネイティブ時代のビジネス展開の在り方、開発・運用の在り方を、徹底解説いただきます。

クリエーションライン株式会社
取締役 兼 CSO
鈴木 逸平 氏

14:50〜15:30
セッション4

NutanixのクラウドネイティブスタックによるDX基盤

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)とハイブリッドクラウドのリーディングカンパニーであるNutanix、実は独自のKubernetesディストリビューションを中心としたクラウドネイティブスタックも有しています。今回はコンテナ開発基盤をNutanix上で構築するメリットについてご紹介します。

ニュータニックス・ジャパン合同会社
ソリューションアーキテクト
内田 翔 氏

15:35〜16:15
セッション5

クラウドネイティブ環境に不可欠なNGINXの技術
及び事例のご紹介

みなさまにとって「Webアプリケーション」は生活の中でなくてはならないものになりました。様々なWebアプリケーションを幅広く利用する中で重要になるものは、提供企業・ユーザが満足して利用できること。そのアプリケーション基盤を支えるNGINXの機能や特徴を顧客事例を交えてご紹介いたします。

F5ネットワークスジャパン合同会社
テクニカルソリューションズアーキテクト
松本 央 氏

16:20〜17:00
セッション6

AWSネイティブの活用
DXへ向けた脱商用データベース!

コスト削減に向けた脱商用DBを実現するAWSネイティブの活用方法とは? 基幹系システムをクラウドに移行する際に重要となるデータベースについて、オンプレミス環境の商用データベースからAWSネイティブ(Amazon RDS / Amazon Aurora)への移行したお客様事例を交えてご説明します。

富士ソフト株式会社
ソリューション事業本部 インフラ事業部 クラウドソリューション部
フェロー
北村 明彦 氏

富士ソフト株式会社
ソリューション事業本部 インフラ事業部 クラウドソリューション部
エキスパート
森川 毅 氏

プログラム -Day3- 6月25日

Day1・Day2のセッションを全てアーカイブ配信
※会期後は配信終了いたします。ぜひ会期中に視聴ください

14:00〜14:45
特別講演3

リクルートにおける、
クラウドネイティブ実践のための取り組み

「価値を届けるリードタイムを短縮する/ビジネス展開をスピードアップする」手段として、エンタープライズITの世界にも「クラウドネイティブ」への“認識”は徐々に広まりつつあります。しかし、その“導入”や“運用”には非常に高いハードルがあり、現場では多くの課題が山積しているのが実情です。クラウドネイティブな仕組み・プロセスの導入・運用を成功させるには、どのような考え方が必要になるのか。組織またはエンジニアとして、どのような姿勢、スキルが要求されるのか。本セッションでは、それらについて関連の深い技術や開発プロセスをリクルートの藤原氏に解説していただきます。また、クラウドネイティブ導入・運用の実例として、リクルートにおける各取り組みの内容、背景や現状などもご紹介いただきます。

株式会社リクルート
プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室 エンジニアリング室 プロダクティビティエンジニアリング部 クラウドアーキテクトグループ
藤原 涼馬 氏

14:50〜15:30
セッション7

クラウドネイティブな組織に必要なものと
それがもたらすサクセスとは

DXの実践において必要不可欠な、クラウドネイティブを最大限に活かすための組織に必要なものとはどういうものか。また、それによってもたらされる企業とカスタマーにとっての価値とは何かを、昨今多くの企業でも取り組まれているカスタマーサクセスと言う観点も踏まえてお伝えします。

CircleCI Japan
カスタマーサクセス Regional Director
是村 潤 氏

15:35〜16:15
セッション8

クラウドネイティブからエッジコンピューティングへ

新型コロナウイルスにより変容を迫られる社会で、クラウドを活用しデジタルに移行した企業がリスクを最小化しています。しかしその一方で集中型アーキテクチャのクラウドには、セキュリティ、パフォーマンス、処理能力などの新たな課題が見えてきます。クラウドエッジにおけるコンピューティングは従来のクラウドで解決できなかった解を示すことができます。世界に先駆けてエッジのサービスを展開してきたアカマイからエッジコンピューティングの最新の活用例をご紹介します。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
Web Performance Architect
伊東 英輝 氏

16:20〜17:00
セッション9

DXを成功に導くDevOpsの具体的な方法論とは?

マイクロフォーカスはDevOpsにおける、開発系(Development)のライフサイクルマネジメント/品質管理製品とシステム運用系(Operations)のネットワークからコンテナレベルのレイヤの製品を提供できるエンタープライズベンダーです。今回、大規模開発におけるテスト効率化を成功させた現場事例を元に、DevOpsをいかに導入すればよいかの具体策、その方法論を皆様にお示しし、混沌としているDX成功への一助になるセッションをお届けします!

マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社
プリセールス統括本部 アプリケーションデリバリ技術部 プリセールス
藤原 祐之 氏

プログラム -Day4〜Day6- 6月26日〜6月28日

Day1・Day2・Day3のセッションを全てアーカイブ配信
※会期後は配信終了いたします。ぜひ会期中に視聴ください

申込
受付終了しました

※一度のご登録で、会期中はどのセッションでも視聴いただけます。

提供:
/制作:/掲載内容有効期限:

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開催概要

会期 2020年6月23日(火)
〜 2020年6月28日(日)
形式 ライブ配信セミナー
参加費 無料
対象者 経営者、経営企画の方、新規事業開発部署の方、デジタル推進に関する施策・検討・実施をする方、社内情報システムの運用・方針策定をする立場の方、企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者、SIer など
申込

主催

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